大山のぶ代、“ドラえもん”忘れる…「彼女はもう自分がドラえもんだったことさえ覚えていない」と夫の砂川啓介氏 認知症を公表した声優の大山のぶ代(82)の夫で俳優の砂川啓介(78)が壮絶な介護生活をつづった「娘になった妻、のぶ代へ」が23日に双葉社から発売される。 発症後は姿を見せていない大山の写真と、2700日に及ぶ介護日記を初公開。 徘徊(はいかい)、幻想、排せつなどキレイごとではない老老介護の実態と、40年間セックスレスだった夫妻に生まれた絆を赤裸々に描いている。 砂川は筆を執った理由を「僕たち夫婦が2人きりで歩いてきた半世紀。たとえ彼女が僕のことを忘れてしまっても、夫婦で過ごした日々が永久に残るように」と説明。 「“姉”であったはずのカミさんが今では娘のよう」との思いをタイトルにした。 大山は、長年務めた国民的アニメ「ドラえもん」のことも分からなくなっており「ほら、ドラえもんやってるよ