ひもを引っ張ると温まる非常食カレー 大手商社の双日は、ガスコンロや電子レンジを使わず、ひもを引くだけで温められる非常食用カレーを4月から企業や自治体向けに販売する。 東日本大震災で被災したグループ会社の従業員が、避難所でも温かい食べ物が必要と訴えたことがきっかけで開発された。 非常食カレーは、商品についたひもを引っ張ると、約25分で温められる。パックに袋詰めした石灰と水などが接触して化学反応を起こし、水蒸気を発生させて熱を広げる仕組みだ。カレールーの袋とご飯の容器の間に挟んだパックが全体を加温する。 価格は1個700円程度で賞味期限は約3年間。子会社の双日食料が年2万~3万個を販売する計画だ。 双日は20年ほど前から、同様の仕組みを使った加熱式容器を弁当業者などに卸している。駅弁の牛タン弁当や焼き肉弁当などでもおなじみで、約100種類の駅弁で使われている。 カレーに続き、ハヤシライスや親子
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