近年、精神疾患の治療を受ける方が増えています。人間関係のストレスなどその原因は様々ですが、うつ病などの“心の病気”を患ってしまう方が子どもから大人まで幅広い年代で増加しているのです。ここでは、苦悩されている方の手助けとなりうる「自立支援医療制度」について、その概要や申請方法などをご紹介します。 精神による疾患で、継続的に通院医療が必要な方の医療費の自己負担を軽減する制度です。 この制度は病院、診療所、薬局のほか、往診、デイケア、訪問看護、てんかんの診療、およびお薬代も対象となるので、患者さんにとってはとても心強い制度なのです(ちなみに傷病手当金は社会保険の制度であり、この自立支援医療は国の制度になります)。 どんな人が対象なの? 自立支援医療制度の対象者は、以下のとおりです。 1. 精神疾患を患っている方 通院が必要となる、てんかんを含むすべての精神疾患患者が対象となります。具体的な病名と