秋田県横手市の雄物川図書館で、市などが蔵書点検ロボット開発に向けた実証実験を2月から行う。ロボットが書架の間を往来し、蔵書に付けられたICタグを自動で読み取り点検するもので、全国でも先駆的な試みだという。 市は、2024年度に開館する新横手図書館でICタグの導入を検討している。ICタグ化によって、貸し出しや返却手続きが自動化され、盗難防止につながる。実証実験では、ロボット導入の可能性を探る。 雄物川図書館の蔵書11万冊のうち、開架の図書資料2万冊のICタグ化を1月中にすすめ、2月から3月末にかけロボットでの蔵書点検を試す。ロボットは配膳サービス用を改造したもので、タグ情報を読み取り図書館のシステムに無線で通信する。実験では、現場での電波状況や動作を確認する。 市の図書館は1年に1回5日間休館し、職員がバーコードリーダーを使って蔵書点検している。今回実験するICタグとロボットの組み合わせの精
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