「岡山の人はガチガチに勝ちに行っているし、大阪の人はチーム力ばっかりで個性は考えない人。山梨の人は誤魔化しながら勝つことばかり目指している」 岩井はライバルたちのことを冗談っぽく語るが、この年齢になって指導者としての立ち位置の変化を感じている。自身が30代の頃、同じ埼玉の浦和学院・森士や聖望学園・岡本幹成、春日部共栄・本多利治に立ち向かったように、今は目指される立場。最近台頭した、山村学園や昌平からの挑戦も受けるようになった。 「先輩方は『勝たないといけない』という高校野球をやっていた。全国で言えば高嶋仁(智弁和歌山など)さん、馬淵史郎(明徳義塾)さんもそうでしたし、上甲正典(故人、済美など)さんなど、勝たないといけないと考えられていた時代から、少しシフトしてきているとは感じるんですよね。勝つだけじゃなくて今の時代にあった高校野球を作りながら、なおかつ、勝てばいい。そういう方向に行くのが必
![大阪桐蔭の監督・西谷浩一らと「話し合いをすべきだと思う」高校野球で“ある変化”…花咲徳栄の名将・岩井隆が語る「野球が絶対の時代ではない」(氏原英明)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d1bb11ac7ffc28b4b11f4acca25963e69a20ef2e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fe%2Fb%2F-%2Fimg_eb7cb89bf15aa68d56bf6dcd439986fb107133.jpg)