誰もがわかる「凄さ」より、私が心奪われる「美しさ」が大事! リアルなものも嫌いじゃないけど、キレイなものやかわいいものが大好きで、デフォルメや比喩も進んで楽しめちゃう。そんな日本人の「好き」の結晶・日本絵画。世界も魅了したその魅力をお教えします。 「目次」はこちら 誠文堂新光社から『マンガでわかる「日本絵画」の見かた』が好評発売中!! 本書は、当サイトで連載もした『マンガでわかる「西洋絵画」の見かた』の姉妹本です。 本物をそのままそっくりに描くだけでなく、何かしたくなっちゃう、目に見えないものをつい描きたくなっちゃう、そんな日本人が生み出してきた、ミーハー、繊細優美、ダイナミック、豪華絢爛、自意識過剰、ゆるふわ……な名画の数々。その特徴と魅力を初心者にもわかりやすく、マンガを交えて楽しく紹介していきます。 さて今回も、本書のダイジェスト版を毎週お届けしていきます! 美術展の前に、後に、もっ
TMIX×ART葛飾北斎、クロード・モネ、ゴッホ、モネ など世界の著名な画家の作品を使ってデザインしたオリジナルTシャツをご紹介します。
JR東京駅徒歩5分。赤煉瓦の建物は、三菱が1894年に建設した「三菱一号館」(ジョサイア・コンドル設計)を復元したもの。コレクションは、建物と同時代の19世紀末西洋美術を中心。
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「プロ野球選手」を自称し、6年間にわたり東京ヤクルトスワローズの試合を描き続けてきた美術家・ながさわたかひろ。2016年1月23日、2015年シーズンの全試合を描いたイラストをまとめた『プロ野球画報 2015 東京ヤクルトスワローズ全試合』(雷鳥社)が出版されます。同日まで、eitoeiko(東京・神楽坂)にて収録作品の展覧会も開催中。ながさわのコメントと、会場の様子をレポートします。 ながさわたかひろは、プロ野球の試合をイラストで描き続ける美術家。「夢は(絵を描く)選手として球団入りすること」と公言し、2010年から6年にわたって東京ヤクルトスワローズの試合を描いてきました。2010年に《プロ野球画報》で第13回岡本太郎現代芸術賞特別賞を受賞したり、テレビやラジオにも多数出演したりしています。 『プロ野球画報 2015 東京ヤクルトスワローズ全試合』とながさわたかひろ。活動の中で、自身
9月19日(土)より、東京・目白台の永青文庫で日本初となる全て春画で構成された展覧会「春画展」が開幕する。5月に開催が発表されてから今日に至る約4カ月の間、数多くのメディアに取り上げられ、今美術界で最も注目を浴びている同展。その発起人の一人である浦上蒼穹堂代表・浦上満氏に開催に至った経緯や、日本での春画の受容、また展覧会の見どころなどを聞いた。(取材・文/橋爪勇介) ■20以上の美術館が拒否した「春画」 ―まず最初に今回、日本初の「春画展」が開催されることになった経緯についてお聞かせください。 浦上:大英博物館で「春画展」が2013年から翌14年にかけて約3カ月間開催されましたが、実はそれよりも前から話はありました。2011年の夏に大英博物館からアジア部門で日本セクション長のティモシー・クラーク氏とロンドン大学のアンドリュー・ガーストル教授が私の春画コレクションを調査しに来ました。その時に
映画と美術。映像技術の出現以来、あっという間に発展を遂げた「映画」という新しい芸術は、美術の世界にも大きな影響を与え、互いに発展してきました。そんな関係性に、これまでにないユニークな形で迫る展覧会が、東京国立近代美術館で開催中の『映画をめぐる美術――マルセル・ブロータースから始める』です。 今回は、女優の二階堂ふみさんと同展を体験しました。その比類ない存在感で数々の名作・奇作映画に出演、さらに生粋のディープな映画好きでもある二階堂さん。シネマコンプレックスのような空間に変貌した美術館で、彼女は何を見つけることになるのでしょうか。 美術館に「映画を読む」ためのシネコンが出現 展覧会の始まりは、意外にも小さな入口から。見上げれば、最初の作品がそこにあります。ベルギーの作家、マルセル・ブロータースの短編映像『ケルンでの犯罪』です。街角でペーパーバック小説を読む耽る美少女、そこに忍び寄る人影……。
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日本美術というと、畏まって見なければならないと思っている人(最近少数派ではないかと思うけれど)もいるかもしれない。実際、展覧会場で作品についてああでもない、こうでもないと話をしていると、監視員に注意されることも少なくないので、「無言で畏まって見ろ」という圧力もないわけではない。 その一方で、映画やテーマパークと同じ土俵で真っ向勝負しても負けない、という自負の下に企画される展覧会もある。いま東京国立博物館で開催されている、特別展「京都 洛中洛外図と障壁画の美」だ。 「京都でも見ることのできない京都」と銘打たれた今展の狙いは、現在では失われてしまった過去の京都の景観や空間を、美術作品とそれを補完する映像で「体感」しよう、というもの。京都というと、反射的に「平安時代」「『源氏物語』の舞台」と思ってしまうかもしれないが、ここでは室町時代末期から江戸時代初期、現在見る京都の原型が形作られていく時代に
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