昨年末、生まれ故郷の大阪・西成にジムを設立した。和毅は現在を「ボクシング人生の最終章」と位置づけている(撮影:加藤慶) 「残りのボクサー人生は長くない。やりきったと納得できるよう、純粋に強い奴と戦いたい。ただそれだけです」 【写真】すごい…!亀田和毅 兄&父に見つめられ……18年前の亀田家 元バンタム級世界王者の亀田和毅(ともき)(31)は、生まれ故郷の大阪・西成で新たな船出を切った。昨年末、元協栄ジムの金平桂一郎(57)を会長に迎え、『TMK GYM』を設立したのだ。 なぜ、亀田家から離れて自身のジムを作ったのか――。記者がそう尋ねると、三兄弟で最も才能があるとも言われた男は、冒頭のように力強く決意を明かした。 「三兄弟での世界チャンピオン」は、父・亀田史郎(57)の夢だった。亀田家の三男として生まれた和毅は、その夢のために、幼い頃から当たり前のようにボクシングと向き合う環境で育った。