インスタグラムで流れてきた動画に思わず目を奪われる。「東京大学を卒業して農家を継ぎました」――そんな自己紹介のあと、青年は「米利休と申します」と頭を下げた。端正な顔立ちは意外と農作業の風景に映えるものだな、と思った。 25歳、大学を卒業して間もない青年が農業従事者の平均年齢約68歳(農水省)と言われる時代に農業に捧げると決意した経緯はなにか。明晰な頭脳からはじき出された勝機と、計算ではない奥底に眠る情熱に触れる。 ⇒【写真】77歳になる祖父の背中をおいかける 東大工学部から農業の道へ――東京大学を卒業されたとのことですが、農業を学んでいたのでしょうか。 米利休:東大では工学部マテリアル工学科という学科に所属し、学んでいました。そもそも中学を卒業してからすぐ、高等専門学校へ進学をしてエンジニアリングを勉強していたんです。工学系の勉強をすれば、将来人の役に立てると思っての選択です。そこから、2
![東大卒の25歳男性が農業に可能性を感じたワケ。「いつまで経っても低い“農家の収入”を打開したい」(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c5ba00b7a9c13dc56e327f2c52f08b33dd93852e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Famd-img%2F20240726-02014812-sspa-000-1-view.jpg%3Fexp%3D10800)