名古屋市天白区の市営住宅で6月、一人暮らしの障害者の男性(41)が遺体で見つかった。市営住宅の管理事務所が2月に区役所に「男性が姿を見せなくなった」と連絡していたが、市が部屋の中を確認したのは4カ月以上たった後だった。 男性の遺族や天白署によると、市の職員や同署員らが6月12日に男性の部屋を訪れ、寝室のベッド脇で亡くなっている男性を発見。現場に荒らされた跡がなく、病死と判断された。1月中旬にどらやきなどを買ったレシートが見つかったことなどから、同月末ごろに亡くなったと見られるという。 市や遺族によると、男性は03年4月に同住宅で一人暮らしを始め、身体障害と知的障害があったことなどから生活保護を受けた。男性が家族に居場所を伝えないよう求めたため、市は家族には住所を知らせなかったという。 男性は毎月、月初めに管理事務所に家賃を払いに行っていたが、今年2月は訪れなかったことなどから、管理事
5月の裁判員制度の施行を控え、知的障害者の刑事手続きをめぐり、健常者に比べて不利益を被らないよう理解と配慮を求める声が障害者支援団体などで強まっている。取調官の誘導に乗りやすいなどの「障害特性」があるからだ。法曹界に加え、裁判員を担う国民の誤解や偏見の解消も大きな課題だ。 (大西隆) 「知的障害者は『こうですね』と念を押されると、『はい』と肯定してしまう傾向が強い。取調官に迎合したり誘導されたりしやすい」。知的障害者の家族らでつくる全日本手をつなぐ育成会(東京)の大久保常明・常務理事は、障害特性の一端をそう説明する。 千葉県東金市の女児殺害事件では知的障害のある容疑者が逮捕され、地元の障害者支援団体が一月、障害特性に配慮して一問一答形式の取り調べと全過程の録音・録画を捜査当局に求めた。都内のホームレス連続殺傷事件の容疑者も知的障害者とされ、捜査の在り方が憂慮されている。 裁判員裁判では、裁
28日午後6時45分ごろ、東京都大田区下丸子のアパートに住む女から、「息子を殺した」と110番通報があった。男性2人が包丁で切られるなどしており、警視庁池上署は殺人未遂の現行犯で同所に住む無職、氏家信子容疑者(65)を逮捕した。 男性のうち1人はまもなく死亡。もう1人も重傷という。包丁で頭などを切りつけたとみられる。 同署は今後、容疑を殺人に切り替えて調べるとともに、男性の身元の確認を急いでいる。
アートで不況吹っ飛ばせ 障害者作品を展示 埼玉・行田2009年1月8日15時0分印刷ソーシャルブックマーク 緑内障を患って視力がほとんどない橋本美紀子さんの作品。支援者にイメージを伝えてパステルを手渡してもらう猫を描いた原口さんの出展作品。ひげはないが、緑やオレンジ色の長い髪の毛がある作業所で絵を描く原口めぐみさん=埼玉県行田市 重度の知的障害者ら約20人が独自の感性で描いた水彩画や切り絵の販売営業を目的にした展示会が10日から、埼玉県行田市で始まる。不況の影響は障害者が働く軽作業の現場にも押し寄せている。少しでも収入の糧になればという。 主催するのは、NPO法人「CILひこうせん」(行田市)。同法人が運営する作業所など県内4市1町の6施設に通う知的、身体障害者の70点が展示される。展示会での直接販売はないが、出展をきっかけに作品やポストカードなどを売り込みたい考えだ。売り上げの4〜6割が
本や雑誌の録音、携帯電話に配信 視覚障害者向け2008年11月2日10時0分印刷ソーシャルブックマーク 視覚障害者に気軽に読書を楽しんでもらおうと、日本点字図書館(東京都新宿区)と日本ライトハウス盲人情報文化センター(大阪市)は1日から、録音した本や雑誌を携帯電話に配信するサービス「びぶりおネットモバイル」を始めた。 利用者は、サービスに登録すると、好きなときに携帯端末に希望の録音図書を取り込み、いつでも聞くことができる。現在は音声朗読に対応できる機種はNTTドコモの2機種のみだが、パケット通信料金だけで利用できる。 朗読ボランティアらが録音した図書をインターネットで配信する仕組みは、同館とセンターが開発。04年4月に、パソコン端末から利用できるようになった。貸し出しや制作に時間がかかるという点字図書の制約を解消する画期的な仕組みだった。だが、当初は、著作権者の許可がなければ録音図書を配信
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く