航空自衛隊のステルス戦闘機「F-35」。陸上自衛隊朝霞駐屯地の朝霞訓練場で行われた自衛隊観閲式で(2018年10月14日撮影、資料写真)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP〔AFPBB News〕 必死の捜索が続く、墜落したF-35Aステルス戦闘機の操縦士。一体、どんな捜索が行われているのか? 捜索はどれだけ困難なのか? 元幹部自衛官で小説家・軍事評論家の数多久遠(あまた・くおん)氏が、自衛隊による航空救難活動の詳細を解説する。(JBpress) 救難活動の指揮官は誰か? 4月9日19時27分頃、航空自衛隊三沢基地(青森県三沢市)所属のF-35A型機が消息を絶ちました。航空自衛隊は墜落と断定し、12日現在も乗員と機体の捜索を続けています。 防衛省の発表では、通信が途絶する間際に「4機での対戦闘機戦闘訓練だった」とか、「『ノック・イット・オフ』(訓練の中止)が伝えられていた」といっ