2020年2月14日のブックマーク (1件)

  • 『首里城への坂道 - 鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像』(中央公論新社) - 著者:与那原 恵 - 鷲田 清一による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:与那原 恵出版社:中央公論新社装丁:文庫(486ページ)発売日:2016-11-18 ISBN-10:4122063221 ISBN-13:978-4122063228 内容紹介: 大正末期から昭和初期、大々的な琉球芸術調査を行い、貴重かつ膨大な資料を残した研究者・鎌倉芳太郎。稀代の記録者の仕事を紹介する邦初の評伝であるとともに、彼に琉球文化の扉を開いた人々の姿、そしてそれが現代に繋がるまでの熱きドラマを描く。第二回河合隼雄学芸賞、第十四回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞をダブル受賞。 調査・史料に残った戦前の文化明治12(1879)年の「琉球処分」と首里城明け渡しによって王国が崩壊したあと、琉球文化が衰亡の一途をたどるなか、昭和初期、空前の「沖縄ブーム」が起こり、その後一転して戦時下「土防衛」の島とされ、王国の記憶をとどめるものの大半が戦塵に消えた沖縄。「土」に翻弄され続

    『首里城への坂道 - 鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像』(中央公論新社) - 著者:与那原 恵 - 鷲田 清一による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    amieparfum
    amieparfum 2020/02/14
    “鎌倉芳太郎がいなかったら、彼が撮りためた乾板写真と手書きで複写された史料がなかったら、首里城の取り壊しの阻止も後の復元も、紅型染織の技法の再生もありえなかった。が、死後30年ほとんど忘れ去られている”