津田大介、速水健朗、古市憲寿、水無田気流などなど、テレビ、ラジオ、雑誌をはじめ、各メディアにおいて「若手論壇ブーム」と呼ばれる現象が起きている。新たな言論シーンを生み出す彼ら「若手論客」を続々と輩出している番組があることをご存知だろうか? それが、TBSラジオ『文化系トークラジオLife』。社会学者・鈴木謙介氏がメインパーソナリティを務め、毎月最終日曜の午前1時から4時までという深夜の3時間、多士済々の顔ぶれが1つのテーマについてトークを繰り広げ、リスナーをも巻き込んで熱い議論が展開されている。その番組からこのほど、2冊目の書籍『文化系トークラジオLifeのやり方』が刊行された。なぜ、数々の論客がここから登場するのか? この番組が注目を集める理由は何か? 同番組のプロデューサーでもある、「黒幕」こと長谷川裕氏に話を聞いた。 長谷川裕氏(以下、長谷川氏)■タイミングに大きな理由はなかったんで