人間は料理をする 上・下 著 マイケル・ポーラン NTT出版 各2808円 火の賜物 著 リチャード・ランガム NTT出版 2592円 食品偽装の歴史 著 ビー・ウィルソン 白水社 3240円 料理のいいところは、料理以外の一切を考えずに済むところ。下ごしらえの順序、コンロと電子レンジの有効活用、スキマ時間は洗い物……常に没頭していられるから、悩み事は消えている。だけど、カレーを煮込む間や、イースト菌の発酵を待つひととき、好奇心が湧いてくる。発酵は普遍的なのに、その食材は文化によるのはなぜだろう。麦芽の色とまるで違う、チョークのように白い小麦粉は変だ。そして、究極の疑問“なぜ、人は料理をするのだろう”に行きあたる。キッチンからの好奇心を満足させる三冊を選んでみた。 『人間は料理をする』は、キッチンから見た文明論。火・水・空気・土に因んだ料理に挑戦しながら、加工食品と健康のパラドックスを嘆き
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