君に会わなくなってから、 早いものでもう4ヶ月以上になる。 それからの僕はと言うと、 すっかり生きた屍のようになってしまった。 君の存在が如何に大きかったか。 今更ながらに改めて、それを痛感している。 通い慣れた赤いネオンの君のお店。 月に二、三度は通ったお店。 以前に宣言した通り、ブラックリスト入りしてからは一度も通っていない。 辛い決別ではあるが、借金地獄からの立て直しの為、僕が勝手に決めた事。 あんなに近くに感じた君のお店。赤いネオンの君の店を通り過ぎる度に君の事を思い出す。 沢山のお客さんが集まる人気者の君にとっては、気づきもしないどうでも良い事実である。 君は僕のそんな気持ちとは関係無く、今まで通りに男の本能を受け入れているのであろう。 これは失望感ってやつか? 焼餅か?独占欲ってやつか? ただただ、思い出だけがフラッシュバックする。 そこは、店内に入った瞬間から独特な香りが漂う