西アフリカのナイジェリアで、武装集団が町を襲撃して少なくとも87人が死亡し、治安当局はイスラム過激派組織による犯行とみて調べています。 ナイジェリア北東部のボルノ州の町で今月17日、武装集団が住民を銃撃するとともに公共施設や住宅などを放火したと地元メディアが20日、伝えました。 地元の治安当局によりますと、この襲撃で少なくとも87人が死亡し、死者はさらに増えるおそれがあるということです。 襲撃された町では電話回線が切断されたことで事件の発生が町の外に伝わるのが遅れたということです。 治安当局はナイジェリア北東部を拠点に活動するイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」による犯行とみて調べています。 19日には隣のヨベ州でも警察などの公共施設が武装集団に襲撃されたほか、20日には首都アブジャで「ボコ・ハラム」と治安当局との間で銃撃戦があり、少なくとも7人が死亡しました。 ナイジェリア政府はことし5月