全ての企画は、企画者およびチームの発想によって生まれます。そこで私が重要と考えているのが「自分が生活者なら動くか」という基準を持つことです。 私がここで説明したいのは、企画を生み出す側の責任についてです。 実際、企画やアイディアが採用され実施へと至る場合、組織を超えて数多くの人がその案件に関わることになりますし、規模が大きくなるほど、企業は費用やリスクを抱えます。自分が提案しようとしている企画は、そのリスクをとるに足るクオリティに達しているかどうかを、自らの判断として見極める必要があると思うのです。決して自分が気に入っている、やってみたい、といった身勝手なものではあり得ません。 この企画者としての尺度は、調査データなどの客観的な尺度と同等に扱うべきであるとさえ考えます。 企画者も生活者の一人である 「自分なら動く」という基準を機能させるためには、自分自身がよい生活者として生活しているかどう