民主党の地方組織の混乱が続いている。昨年末の衆院選で現職の主要閣僚2人が落選した神奈川県連では16日に代表選が告示されるが、ほかの県連では代表選の動きすらなく、不在のままや落選した前議員がとどまるケースもある。衆院選後の地方選でも惨敗が目立ち、党本部が再生に向けて「地方組織の強化」を掲げるなか、地方でも党勢の凋落(ちょうらく)に歯止めがかかっていない。◇ 衆院選で県連代表だった城島光力前財務相や代表代行の中塚一宏前金融担当相も落選するなど民主党惨敗を象徴した神奈川県連。 総支部代表者会議が開かれたのは1月21日。会議では「開かれた党として党員も加えた総意で公平、公正に選挙を行うべきだ」として、2月23日に臨時大会を開いて代表選を行うことが決まったが、新代表就任は衆院選から2カ月以上を要することになる。 しかも県選出の国会議員は5人に激減。“火中の栗”を拾うことになるため、関係者は「こんなと