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ブックマーク / bund.jp (1)

  • やなせたかし『アンパンマン』論 - 旗旗

    まずは軽く肩慣らしに「共産主義とは何か?」というお話です。その最適の見が、漫画家のやなせたかしさんが描く「それいけ!アンパンマン」の世界です。これは私が活動家時代に抱いていた共産主義社会のイメージそのものでした。  たとえば、ジャムおじさんはパンを作り、カレーパンマンはカレーを作り、ラーメン天使はラーメンを作るのですが、それは「商売」として行っているのではなく、みんなに喜んでもらうために作っているのです。  つまり彼らの労働は利潤を得るための「疎外された労働」ではなく、「自己実現のための労働」です。そしてそれらを作る原料は、それぞれの農作物を作っている人がやはり無償で提供しています。つまりジャムおじさんは「美味しいパンを作る人」ではあっても、決して「パン屋さん」ではないということに気がつきます。  人間としての向上心のベクトルは「もっと儲けよう」という利己的な方向ではなくて「もっと美味し

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