無料アプリ「足あとトラッカー」を開発した加藤周さん=函館市で2020年4月16日午後2時1分、真貝恒平撮影 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、函館市の高校2年生、加藤周さん(16)が、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」に行動履歴を自動的に記録できる無料アプリ「足あとトラッカー」を開発した。感染者が過去の行動を詳細に記憶しておらず保健所などの聞き取り調査が難航し、経路不明な感染者が急増していることが拡大防止の大きな障害となっている。加藤さんは「多くの人に利用してもらい、拡大防止につながれば」と期待を寄せる。【真貝恒平】 スマートフォンの全地球測位システム(GPS)機能を使って10メートルごとの位置情報と1分単位の滞在時刻が記録される。個人情報保護に配慮し、行動履歴を保存するのはアプリをダウンロードした端末のみ。アプリを閉じていても位置情報を確認できれば自動的に記録し続ける。
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