京都大学は28日、宇宙空間に太陽光パネルを広げて地上にエネルギーを送る「宇宙太陽光発電」の実証実験施設が完成したと発表した。実現の大きなカギを握る、エネルギーを無線で遠隔地へ送る技術の実証施設としては世界最大規模という。今後普及が進むと期待される電気自動車を、コンセントを使うことなく充電する技術の開発にも利用できるとしている。宇宙太陽光発電はロケットで打ち上げた太陽光パネルを使う。発生した電気
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9月12日、太陽光や風力などの自然エネルギーの普及拡大を目的とした「自然エネルギー財団」の設立イベントが都内で開かれた。イベントの冒頭で挨拶した財団設立者の孫正義氏は、将来的なエネルギーの方向性や2030年へ向けた新エネルギービジョンについて語った。 孫氏はまず、過去に起きたエネルギーのパラダイムシフトを振り返った。1970年代、日本のエネルギー源の約7割を石油が占めていたが、1973年に発生したオイルショックにより石油依存からの脱却が求められた。その後、原子力や天然ガスの比率を増やしたことで、2008年時点の日本の石油依存度は当時と比べて約4割減少したという。孫氏はこれを第1のパラダイムシフトだったと語る。 また政府が策定した「エネルギー基本計画」では、2030年までに原子力発電の比率を53%まで高めるという目標が掲げられていたが、福島第一原発事故によりこれを見直さざるを得ない状況となっ
海水と真水の塩分濃度の違いから電力を作り出す新エネルギーを実用化しようと日本とノルウェーで研究開発が進んでいる。太陽光や風力のように天候に左右されず、事実上無尽蔵に存在する夢のエネルギーだ。自然エネルギーはコスト高や効率の低さなどで普及が遅れており、新顔への期待は高い。漬物で発電?――。新エネルギーの研究現場に一石を投じた発電法は、キュウリやナスの塩漬けができる仕組みを使う。野菜の水分が抜けて
マサチューセッツ工科大学はこのほど、太陽光が一切なくても熱だけで電力を生み出すことのできる光エネルギー変換システムを開発することに成功したとのこと(本家/.、MIT news記事)。 このシステムには熱光電変換素子が使われており、表面にはナノスケールの穴が無数にあけられている。これがが熱を吸収すると、熱を整合性のある光の波長に変換して発電する仕組みとなっている。使用できる熱は発生源を問わず、太陽光、炭化水素燃料、崩壊する放射性同位体など何でも良いそうだ。熱と確実に整合性のある光の波長を選択することで効率的な新システムを作り出すことに成功したそうだ。 この技術を用いたボタンほどの電池をブタンを燃料にで発電させたところ、重量の同じリチウムイオン電池と比べて持続時間が3倍であったという。また放射性崩壊の熱を安定的に発する放射性同位体で発電した装置は、30年間も発電し続けることができるため、長時間
アメリカは広大な砂漠のある国ですから、太陽光がそこまで普及したのか...と思いましたが1.2%で、メインはバイオマスでしたか。まさに自然エネルギーの困難さを再認識させられました。 そうなると、やはり砂漠もなく耕作放棄地全部作付けしても食料の自給すらままならない(バイオマスを栽培するにも水+肥料+農地は必要)、地形や気象も厳しくバラエティーに富む日本ではさらに難しいでしょう。 とはいえ、日本は石油も食料も何かの産業で稼いだ外貨で買わなければならず、天然資源も乏しく、CO2削減要求を跳ね返したり産油国にちょっかいを出す国際発言力や軍事力もない以上、アメリカみたいに無節操に価格上昇傾向の化石燃料にも頼れませんし、ヨーロッパみたいに電力の輸入もできません。 そしてこのアメリカでの結果は日本に対して、今までの経済を維持するために原発を推進するのか、激痛レベルの改革(産業構造や都市構造、国家のあり方な
3月28日 農業は地球の環境悪化の緩和に重要な役割を果たす フランス農学・獣医学・林学研究院 アグリニウム会長 マリオン・ギュー 氏 3月8日 近未来SF漫画で描かれるテクノロジーの未来 漫画家 山田胡瓜さん 12月28日 「世界中の望遠鏡が協力して中性子星合体を観測 ―重力波と光の同時観測『マルチメッセンジャー天文学』の幕開けは、何を意味するのか?」 理化学研究所仁科加速器研究センター 玉川 徹 氏 4月13日 《JST共催》『ひかり×ひと』-『情報ひろばサイエンスカフェ』で大学院生と中高生らが語り合う 「科学と社会」推進部 4月10日 「持続可能な食の未来へ」をテーマに「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2018」開催 世界中からの食の専門家が集結 「科学と社会」推進部 4月2日 《JST主催》「トップサイエンスによる社会変革への挑戦」―JSTの第2回ACCELシンポジウム開催 サイエ
現代文明は電気という便利なエネルギーに依存している。だが、電気は長距離の送電損失が大きく溜められないという欠点がある。中部大学 超伝導・持続可能エネルギー研究センターの山口作太郎教授らが進めている「超伝導直流送電」が、こうした事情を変えるかもしれない。超伝導直流送電技術で地球規模の電力網を構築すれば、エネルギーを安定供給できる可能性があるというのだ。現在、中部大学では200m級の超伝導直流送電プロトタイプを建設し、実用化に向けた研究を行っている。 どうしてこれまでの送電は、交流だったのか? ▼中部大学の200m級超伝導直流送電プロトタイプ。手前にある2つのタンク上の容器は、電源などをつなぐための端末容器。画面奥にあるタンクは液体窒素の冷却循環装置だ。 火力発電所や原子力発電所、水力発電所で作られる電気は交流で、日本国内では基本的に交流で送電されています(*)。さまざまな研究機関や企業で研
尻P(野尻抱介) @nojiri_h 地球の半分は昼なんだから、地球規模のスマートグリッドがあれば太陽光発電が24時間持続する。レーザーを使うなどして、超長距離送電ができないもんかなあ・・・ 2011-04-02 20:56:46
これまでの体制が崩れてしまった今、必要なのは"元通り"にすることではなく、"よりよい仕組みを作る"こと。実は、日本にはたくさんの新しい技術が生まれている。明るい未来に向かうには、どんな道を選べばいいのか? みんなが「なるほど」と思える仕組みにしよう 情報鎖国にしてはならない 田中 実は家庭の電気料金というのは省エネを進めるために、使うにつれて単価そのものが高くなるようになっているんです。それに対して、事業系の電気料金は使えば使うほど安くなる。だから、省エネしても事業者は得にならない。これを家庭と同じ設定にしてくれれば、企業はたちどころに省エネに取り組みます。確実に3割は変わってくるでしょう。日本全体の電力の4分の3は企業が使っているので、それが3割減ったら、発電所も直ちに4分の1は止めることができる。つまり、全体の22%ほどである原子力発電所はすべて止めても問題はなくなるんです。 小林
宇宙太陽光発電システム(Space Solar Power System:SSPS)という構想をご存じだろうか。静止軌道上に太陽光発電衛星を打ち上げ、マイクロ波またはレーザーで地上に送電するという「宇宙の発電所」だ。 太陽光発電と言えば屋根の上に張り付いている黒いパネルが思い浮かぶが、地上での太陽光発電は曇天や夜間、あるいは太陽電池パネルが砂などで覆われてしまったときには発電できないため、発電量がなかなか安定しないという欠点がある。 ならば、(地球による蝕以外)遮るものがない宇宙にパネルを持って行き、24時間安定した発電を可能にしようというのが宇宙太陽光発電だ。そして、宇宙で発生した電力は、マイクロ波などで地上の受電施設に直接送信する。 まるでSFのような話だが、実際に宇宙太陽光発電はSFの世界ではたびたび登場する。最近ではなんと言っても「ガンダム00」だ。高度4万kmの軌道に発電衛星を連
海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)を徹底的に研究した上で、おすすめ比較ランキングにまとめてみました。日本人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX業者で口座
経済産業省は25日、波力や海流などの海洋エネルギーを利用して発電する「海洋発電所」を実用化する方針を固めた。 2011年度に実証実験を行い、12年度に産官学共同で発電所を建設し、16年度以降の実用化を目指す。11年度予算の概算要求に10億円を盛り込み、15年度までの5年間で130億円を計上する予定だ。 海洋エネルギー発電は、海に浮かべたブイの中や堤防に設置したタービンを、波の力で回す「波力発電」が代表的だ。海中のプロペラを潮流で回転させる「潮流発電」、海の表層と深層の温度差を利用する「海洋温度差発電」などもある。 太陽光や風力と異なり、海洋エネルギーは時間帯や天候にかかわらず発電でき、温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギーとして、米国や英国などで研究開発が進んでいる。ただ、発電効率の向上のほか、台風など荒天に耐えられる機器類の開発や海上からの送電方法の確立など課題もあり、国内では大学な
前回 は、「過熱する原発受注合戦 露・韓の脅威と日本の死角」と題し、「原子力ルネッサンス」が本格化していることを紹介した。そして、前回のコラムの執筆中である2010年3月23日の日本経済新聞朝刊では、「ゲイツ氏、東芝と次世代原発、低コストで100年運転、共同開発」との見出しが一面トップを飾り、米マイクロソフトのビル・ゲイツが東芝とともに次世代原子炉の開発に乗り出すというニュースを報じた。ここでは、「TWR」と呼ばれる方式の原子炉が対象だが、それ以外にも現在は、「4S炉」「キャンドル炉」などの方式について研究が進められている。 低炭素社会実現のために、原子力発電が重要な役割を担うとされるなか、膨れ上がる電力需要をまかなうためには、現状の軽水炉体系では役不足との心配もある。そこで期待が高まるのが、新技術への挑戦と新しいプレーヤーの参入である。 「ゲイツ氏、東芝と次世代原発、低コストで100年運
風力発電機というと 3 枚羽根の巨大なプロペラが思い浮かびますが、ジェットエンジンの技術を応用したという変わった形の風力発電機が考案されました (Technology Reviewの記事) 。FloDesign Wind Turbine という会社が設計したもので、ローブのようなひだを持つ二重のカウルで遅い空気の流れと速い空気の流れを作りタービン後方で渦巻き状に攪拌、これによりタービンに流入する空気の流れを高速化・安定化させるというのが基本的なアイデアのようです (詳しくはこちらの動画をどうぞ) 。2 倍の直径を持つ従来型の風力発電機と同等の電力を得ることができ、風速が遅いときでも発電できるとのこと。また小型化したことで建設費が従来型に比べ約半分で済むとも謳われています。 従来型発電機の大きな羽根がゆっくり回っている様子は風情があっていいものですが、今回のようなアイデアが出てくるところを見
巨大風車の船団が大海原を行く 1/4 2008年3月21日 コメント: トラックバック (0) 1/4 風車といえば、山間部などにひっそりと設置されているイメージが浮かぶ。ところが、国立環境研究所が研究している「セイリング型洋上風力発電」は、とにかくド派手である。なにせ、長さが2km弱もある浮体構造の上に、直径120mの風車を11基も並べようというのだ。しかも、この浮体が船団を組んで、ヨットのように海上を自在に走り回るのだという。夢物語にも思えるこの計画は、実現可能か? プロジェクトをとりまとめている、国立環境研究所の植弘崇嗣博士に、詳細をうかがった。 巨大風車を並べて洋上風力発電を行う壮大なプロジェクト ──巨大な風車を洋上に並べて風力発電を行うというのは、何とも壮大な計画ですね。いったいどういう経緯でこのような研究が始まったのですか? 2002年に日本のエネルギー政策が見直され、経済産
2008年02月08日 06:30 【北海道新聞】が伝えるところによると、【宇宙航空研究開発機構(JAXA)】は2月20日から、宇宙の太陽光を発電に利用するシステム構築のための、マイクロ波電送実験を【十勝管内大樹町多目的航空公園】で開始するという。大樹町は「宇宙のまちづくり」をスローガンに掲げており、航空公園では今実験に限らずさまざまな航空宇宙関連の実験が行なわれている。 「宇宙太陽光利用システム」(宇宙太陽発電システム、SSPS)の詳細は【JAXA内のレポート、PDF】【京都大学生存圏研究所のレポート、PDF】でも説明されているが、要は「宇宙空間に巨大な鏡を使って得られる太陽エネルギーをマイクロ波やレーザーに変換した上で地上に無線電送。そのエネルギーを電気や水素などの無公害燃料に変換して利用する」というシステム。後者レポートでは2020~2030年の商用システムの運用開始を目標としている
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