ブックマーク / koken-publication.com (2)

  • 台湾の現在地【清水麗】【川上桃子】

    『公研』2023年9月号「対話」 ※肩書き等は掲載時のものです。 複雑な歴史を歩んできた台湾。日から見える「親日台湾」という姿は一面的でしかない。 国際社会の注目が高まる今、台湾をどう捉えればよいのだろうか。 アジア経済研究所 地域研究センター上席主任調査研究員 川上桃子 × 麗澤大学外国語学部教授 清水麗 30年前には注目されていなかった台湾 川上 日は「台湾の現在地」というテーマで清水さんとお話していきたいと思います。近年、日でも台湾有事や半導体サプライチェーンへの関心が高まり、台湾政治や経済、歴史への関心も高まっています。清水さんも私も1990年代から台湾を研究してきましたが、台湾がこれほど注目を集めるようになるとは思いもよりませんでしたね。 清水 そうですね。ここまで人々の関心を呼ぶようになるとは思ってもいませんでした。現在、私は日台関係史や台湾の外交史を研究していますが、

  • 「プーチンの戦争」が揺らす世界の秩序【鈴木一人】【奈良岡聰智】【細谷雄一】【小泉 悠】

    『公研』2022年4月号「緊急対話」 ※肩書き等は掲載時のものです。 2月24日ロシアウクライナに全面的な侵攻を開始した。 なぜこのタイミングで戦争は始まったのか? この戦争は今後の世界にどのような影響を与えるのだろうか。 なぜ今プーチンは侵攻を始めてしまったのか? 鈴木 2月24日ロシアウクライナに全面的な侵攻を開始しました。事前に兆候が広く伝えられていたにも関わらず、なぜ国際社会はロシアを止められなかったのか。まずはこの疑問が思い浮かび上がりますが、この答えは国際政治学的にはとてもシンプルです。結局のところ、核大国ロシアに真っ向からぶつかり合うことをどこの国も求めていなかった。しかし、戦争を実際に目の当たりにすると、プーチンの判断に世界中が驚かされることになりました。いつ戦争を始めてもおかしくないと見なされながら、実際にウクライナに侵攻したことは意外なこととして受け止められたわけで

    「プーチンの戦争」が揺らす世界の秩序【鈴木一人】【奈良岡聰智】【細谷雄一】【小泉 悠】
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