7人の特別講義プロジェクト(著)モーニング編集部(編集) 『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~』(講談社刊) なぜ、国語を学ぶのか。数学なんか勉強して、なんの役に立つのか。英語なんか翻訳機があればいいじゃないか。物理を知って、なにが変わるというんだ。社会のことなんて、どうでもいいじゃないか。そんな思いはこの特別講義の終了後、すべて吹き飛んでしまうだろう。(p.6) 本書は、2007年7月に完結したマンガ『ドラゴン桜』の“副読本”として発売されたものである。マンガ『ドラゴン桜」については、すでにご存知の読者も少なくないだろう。舞台は、平均偏差値36の“落ちこぼれ”が集まる私立龍山高等学校。元暴走族の弁護士である桜木建二が大学進学率2%の龍山高校の建て直しを図るというあらすじだ。興味ある読者はぜひマンガをご覧いただきたいが、桜木をはじめとした教師陣の指導によって、