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ブックマーク / molmot.hatenadiary.org (12)

  • 『どんと行こうぜ』☆☆★★★ - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    大島渚が脚に参加したことで知られる野村芳太郎監督作。これまで野村監督の特集上映で観る機会はあったものの逃し続けてきたが、今回のフィルムセンターでの特集「映画監督 大島渚」でようやく観ることができた。 1959年は大島が『愛と希望の街』で監督デビューを飾った年だが、その直前に脚家デビューを果たした年でもある。新人紹介短篇映画『明日の太陽』の監督で明けたこの年、大島は新人監督のデビュー作に、助監督時代のシナリオ同人誌『七人』で発表した『美しき水車小屋の少女』を提供し、『月見草』として公開される。続いて野村芳太郎の監督作に野村と共同脚で執筆したのが作となる。この後には監督作『愛と希望の街』が控えていたのだから、作は正に洋々たる前途が約束された時期の作品だ。 牧紀子演じる社会問題への関心が強い放送研究会に所属する梨花が、ラジオ局に勤める兄・茂(渡辺文雄)から依頼された現代社会に生きる学生

    『どんと行こうぜ』☆☆★★★ - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011
    andre1977
    andre1977 2010/01/23
    あーいーなー。見たいぬゎ。
  • 『「悪霊島」オリジナル・サウンド・トラック』 - 映画をめぐる怠惰な日常

    『「悪霊島」オリジナル・サウンド・トラック』 湯浅譲二 ビートルズのリマスター盤発売に便乗したのか唐突な印象で『「悪霊島」オリジナル・サウンド・トラック』のCD化が果たされたので、いそいそと購入。何せ新宿タワーレコードではDVD・サントラの階では『悪霊島』のサントラが店内で流れているのだから気分も高揚するというものだ(購入したのではディスクユニオンだが)。 公開時に発売された同名LPを未入手のまま今に至っていた者としてはひたすら嬉しい。オリジナルLPをライナーも含めて(新解説も付いているが)そのまま復刻しているのも嬉しく、久々に台詞入りサントラを聴き入った。 金田一シリーズのサントラCDは、93年頃だったか市川崑のシリーズがまとめて発売され、以降は96年の『八つ墓村』公開に合わせて『金田一耕助の冒険』なども次々と発売されたりと、これらの作品を最も繰り返し観ていた中高生の時期にCD化が果たさ

    『「悪霊島」オリジナル・サウンド・トラック』 - 映画をめぐる怠惰な日常
    andre1977
    andre1977 2009/09/30
    "篠田作品に秀作なしの法則" ほんとないよなー。なんでこの人、映画監督続けてられんだろー?ほんとふしぎだ
  • 新宿バルト9で深夜、映写機故障に遭遇。その時……。 - 映画をめぐる怠惰な日常

    映画館に上映事故はつきものだ。フィルムがちぎれる、ピンボケする、ロールを掛け違える、音が出ない、映写機が故障する等々、映画館に通いつめればそういった事故に遭遇する機会はそう珍しいものではない。だから、そういった事故に遭遇しただけで映画館を責めるのは愚の骨頂で、重要なのはその事故に対して映画館側がどう対応したかだ。 日、新宿バルト9の午前2時20分の回で『サマーウォーズ』を観ようとした。深夜である。終映予定時刻は午前4時25分、つまり始発で帰宅しようという算段でこの回を観に行ったのだ。自分はその前に0時から三回目の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を観ており、1時55分に上映が終わった後、『サマーウォーズ』の上映館であるシアター6のあるフロアに移動した。すると、シアター6の出口に前の回の観客が列を作って並んでおり、従業員が何やら対応している。最初は景品交換でもしているのかと思ったが、よく見る

    新宿バルト9で深夜、映写機故障に遭遇。その時……。 - 映画をめぐる怠惰な日常
    andre1977
    andre1977 2009/08/18
    ずうっと昔、いまはなき銀座並木座で今村昌平「神々の深き欲望」見た時、途中、画面が逆さまになり演出かと思ったことがあったなあ(単なる思い出話)
  • 2009-08-14

    誰が…?道路にロープ、ミニバイクの23歳女性重傷(スポニチ) http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090814092.html こういう事件が起きると、また映画と関連付けられるのだろうか。映画は影響力を及ぼすし、馬鹿は真似するが、映画そのものへの批判は筋違い。やたら何でも自己責任と言われるこの時世でも、宮崎勤事件時の木村太郎的言説が罷り通りそうだ。全ての犯罪は社会にではなく個人に収斂される筈なのに。 映画『レベル・サーティーン』より。06:00あたりから。 俳優の山城新伍氏が亡くなった。70歳だった。 自分の世代では俳優としてよりもタレントとしての認識の方が早かった。それも今から思えばタレント時代最後のピーク時を見ていたので、以前10歳ほど年下の人と話すともうタレントとしての山城新伍を知らないことに愕然としたことがある。実

    2009-08-14
    andre1977
    andre1977 2009/08/15
    「うわさのチャンネル」で旗本退屈男やってたのが初遭遇。せんだみつおはそのとき「謎の中国人 マン・コーシェン」だった。ああ。
  • 2009-05-17

    大橋裕之とBASARA BOOKS (105)『A・Y・A・K・A』 ☆☆☆★★ 武蔵野公会堂 監督/大橋裕之  原案/大橋裕之  出演/前野健太 小林郁香 左近洋一郎(ルノアール兄弟) 2008年 日 カラー 30分 (106)『GOEMON』 ☆☆★★★ 新宿ピカデリー 監督/紀里谷和明  脚/紀里谷和明 瀧田哲郎  出演/江口洋介 大沢たかお 広末涼子 2008年 日 カラー 128分 作で驚いたのは、わずかな出演シーンと言えども、明智光秀を紀里谷和明が演じていたことだ。プロデューサー、監督、原案、脚、撮影監督、編集、そして出演を兼ねる紀里谷和明は現在の水野晴郎とも言うべき存在で、『CASSHERN』の経験を経ても何の反省もしていないのが素晴らしい。今回は更に劇中にまで登場し始めたので、いずれ監督・主演作が観られる日が来て、軍人なんぞを演じたりして、いよいよ『シベリア超特急

    2009-05-17
    andre1977
    andre1977 2009/05/28
  • 2009-03-24

    銀座シネパトス 祝!「おくりびと」 アカデミー賞外国語映画賞受賞!PINK&BLACK 滝田洋二郎監督作品特集レイトショー (48)『コミック雑誌なんかいらない!』 ☆☆☆☆ 銀座シネパトス 監督/滝田洋二郎  脚/内田裕也 高木功   出演/内田裕也 渡辺えり子 麻生祐未 原田芳雄 殿山泰司 ビートたけし 1986年 日 カラー 124分 『おくりびと』の外国語映画賞受賞で最も喜ばしいのは、滝田洋二郎の旧作をピンクも交えて特集上映する劇場が一般劇場、成人映画館も含めて各地で現れていることで、自分などは『病院へ行こう』から劇場で滝田滝田洋二郎を観始めた世代なので、ピンク映画時代はビデオでの後追いになっていただけに、こういう特集はありがたい。 ちなみに、どうでも良いことだが、映芸が『おくりびと』をワーストワンに選んだ後、オスカーを獲得したのは周知の通りだが、その直後、どういうわけか自分の

    2009-03-24
    andre1977
    andre1977 2009/03/26
  • 2009-01-25

    園子温監督の最高傑作にして映画史を揺るがす大傑作『愛のむきだし』の公開が、いよいよ1月31日(土)に迫ってきましたが、コメントを書かせてもらいました。↓ http://aimuki.blog88.fc2.com/blog-entry-55.html 他の方が錚々たる面々なので恐縮する感じですが、何せベルリン国際映画祭ディレクターと松江監督の間に挟まれているので、こういう時ほど自分の名前を何とかしておくべきだったと痛感する時は無いわけで、重みのカケラもない。横山パンチが上岡龍太郎に改名した時の気持ちが分かるような…。 前号の『映画秘宝』でも書いたように、当に素晴らしい映画経験を約束してくれる作品ですので、4時間に及ぶ上映時間(中盤で休憩あり)や、割高な料金に躊躇する方もいるでしょうが、無理してでも足を運ぶだけの作品になっていると思います。確かに家からの往復の時間も合わせれば1日がかりかと思

    2009-01-25
    andre1977
    andre1977 2009/01/26
    「愛のむきだし」観に行きたいねー。近所のシネコンじゃ、でもやんないからなー。それがちとメンドイ。こういう長い映画とかはむしろだからこそ近所のシネコンでゆったりと見たいものじゃ
  • 再現された『ラブ&ポップ』幻のラストシーン - 映画をめぐる怠惰な日常

    ラブ&ポップ 特別版 [DVD] 出版社/メーカー: キングレコード発売日: 1999/12/29メディア: DVD購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (27件) を見るラブ&ポップ SR版 [DVD] 出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2003/07/24メディア: DVD購入: 1人 クリック: 126回この商品を含むブログ (65件) を見る 『ラブ&ポップ』で当初撮影されたラストシーンは、完成した映画に観られるものとは違うものだった。 完成した作品のラストは↓にあるような渋谷川を歩く主人公たちを1カットで捉えたものだった。全篇民生のデジタルビデオカメラで撮影されたこの作品で唯一35mmになるのがこのラストで、脚には「35ビスタになる。フィルムのありがたみを感じる観客」というト書きが書かれていたほどだ。実際、ビデオやDVDで観ると、特にレンタル版で流通し

    再現された『ラブ&ポップ』幻のラストシーン - 映画をめぐる怠惰な日常
    andre1977
    andre1977 2009/01/22
    庵野ってほんとスケベだよなー。なにがいやらしいかよくわかってる。正にオンナ好き
  • YOU TUBEで小林信彦を探し出す - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    我らが小林信彦先生が若き日にテレビに頻繁に顔を出していたらしいことは、人の書かれた『テレビの黄金時代』に詳しいが、しかしそれが60年代が中心のせいか、その映像を見る機会はまず無いと言っていい。何せ映像そのものが残っていないのだから。『夢で逢いましょう』に出演した回くらいは見たいのだが。 実際、小林信彦でも中原弓彦でも、YOU TUBEを検索したところで御大の映像は見つからない。そこで、フト思い出したのは関西テレビでかつて放送していた「花王名人劇場」である。リアルタイムでもかなり幼少の頃から見てはいたのだが、CSなどで近年見返してみると、頻繁に客席に小林信彦の姿を見つけ出すことができる。これは、プロデューサーの澤田隆治の一種の趣味で、著名人が客席に居るとワザとその周りを抜くのだ。小林信彦はそれに閉口したことを書いているが、当時の小林信彦の風貌を見ることができるという意味では貴重だ。 という

    YOU TUBEで小林信彦を探し出す - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011
    andre1977
    andre1977 2008/12/21
    『小林信彦の笑い好きの次女(そのことをあまりに書きすぎてビートたけしから批判された)』 それがあって小林信彦はその後「武の映画は時間がなくて見てない」だなんて云うように。らしくてそれはそれで
  •  8/4(土)〜9(木)UPLINK FACTORYで「『セキ☆ララ』DVD発売&『童貞。をプロデュース』劇場公開記念 松江哲明のセキララで嘘つきなドキュメント選集」上映 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    昨年劇場公開された『セキ☆ララ』が8月3日にDVDが発売(レンタルは既に開始)され、同月25日から池袋シネマ・ロサで『童貞。をプロデュース』がレイトショー公開されるのを記念して、アップリンク・ファクトリーで松江哲明の特集上映が行われる。 といっても、ここにはこれまでの松江作品の上映でよく見かけた『あんにょんキムチ』も『カレーライスの女たち』も『2002年の夏休み』の姿もない。松江作品を何か一観て、面白かったので他の作品も観たくなったとする。『セキ☆ララ』や上記の作品を観て、一通り観終えたと思い込むと、それは大変な損失である。多作ドキュメンタリー監督である松江哲明の細かいフィルモグラフィーを見ると圧倒されるのは、その作品数がやたらと多いのだ。それも単に多いというだけでなく面白い。表フィルモグラフィーの『あんにょんキムチ』『カレーライスの女たち』『2002年の夏休み』『セキ☆ララ』に劣らない

     8/4(土)〜9(木)UPLINK FACTORYで「『セキ☆ララ』DVD発売&『童貞。をプロデュース』劇場公開記念 松江哲明のセキララで嘘つきなドキュメント選集」上映 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011
    andre1977
    andre1977 2007/07/30
  •  『シナリオ創作論講義/鈴木則文(映画監督・シナリオ作家)・ 映画制作の仕事 』 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    『シナリオ創作論講義/鈴木則文(映画監督・シナリオ作家)・ 映画制作の仕事 』(シナリオ会館)  鈴木則文監督の講義があるとのことで聴講に向かう。2時間に渡って主にシナリオの視点からの映画制作について語られた。 詳細は省くが、東映時代劇における三幕構成とハリウッド映画のフォーマットの酷似についてのハナシなど面白かった。又、“殺す”という行為における男性・女性の違いを語られたものも、とても面白かった。 以前から気になっていた、鈴木作品の多くで見られる、階段を使用した主人公を引き立てる手法、階段の優位性について質問したら、平らな場所よりも段差のある場を好む為だと答えられ、『不良姐御伝 猪の鹿お蝶』で顕著な下から上へ追い詰めるという描写なども、光と影と共に上と下という映画的な運動を意識して取り入れているとのことだった。又、階級の象徴としての段差を階段に見立てることでの使用、ヒッチコックの『断崖』

     『シナリオ創作論講義/鈴木則文(映画監督・シナリオ作家)・ 映画制作の仕事 』 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011
    andre1977
    andre1977 2007/05/16
  •  『植木等ショー』 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011

    『植木等ショー・第7回』【(木曜21:00〜21:30)/放送日不明】 (LD) ☆☆☆☆1967年 日 TBS モノクロ(16mmキネコ) スタンダード 約25分 演出/鴨下信一    構成/中原弓彦(小林信彦)     出演/植木等 ハナ肇とクレージーキャッツ(ゲスト) このブログを始めて丁度3年となる。2004年4月3日を見返すと、『君も出世ができる』の感想を書き、フランキー堺ではなく植木等主演で観たかったと書いてある。あの作品に1シーンだけ突如登場する植木のハイテンションにすっかり楽しんだ記憶はまだ鮮明で、結局植木等が出てくるだけで喜んでしまう無邪気さは変わらない。むしろそれ以外も含めて3年経っても何も変わらなさ過ぎな気もする。 『植木等ショー』は、ナベプロの展示があった際に少し眺めたことはあったが、全篇を見たのは今回が初めてで、1967年7月6日にTBS系で放送を開始し、半年後

     『植木等ショー』 - 映画をめぐる怠惰な日常 2004〜2011
    andre1977
    andre1977 2007/04/04
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