無意識に理想が高い人 - yuhka-unoの日記 まだ橋下が知事になったばかりの頃だったと思うが、彼を評して「あいつは部落で、世間を憎んでいる。そういう人間に権力を任せちゃいかん」と言い切った人がいて、ぼくはうわあすげえこと言うなあとドキドキしながら聞いてたんだけども、のちのち似たような言説を幾度も耳にしたところをみると、その人が格別に逸脱していたというわけでもないようで、ぼくはてっきり部落差別なんてものは百年前に滅んだとばかり思っていたものだから、「部落は世間を憎んでいる」なんていう金田一みたいな世界観が二十一世紀にもなってまだ大手を振って生き残っていることにひどく驚いた次第であるが、とはいえ話を部落に限らないのであれば、「貧しい家庭に育ったから」あるいは「幼少期の虐待のせいで」といった週刊誌の中吊り式の品性下劣な人物理解はとくに珍しくもないし、またそうした世界観を振りかざす人間がそ