タグ

ブックマーク / diamond.jp (19)

  • 新プログラミング言語発表とヘッドホン製造会社買収から読み解く「クラウド戦争」時代のアップルの戦略

    1975年生まれ。慶應義塾大学・大学院(政策・メディア研究科)修了後、三菱総合研究所にて情報通信分野のコンサルティングや国内外の政策調査等に従事。その後2007年に独立し、現在は株式会社企(くわだて)代表として、通信・メディア産業の経営戦略立案や資政策のアドバイザー業務を行う。16年より慶應大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。 スマートフォンの理想と現実 2011年はスマートフォンの普及が格化する年になる…。業界関係者の誰しもがそう予感していた矢先に発生した東日大震災は、社会におけるケータイの位置づけを大きく変えた。しかし、スマートフォンの生産に影響が及びつつも、通信事業者各社はその普及を引き続き目指し、消費者もまたそれに呼応している。震災を受けて日社会自体が変わらなければならない時に、スマホを含むケータイはどんな役割を果たしうるのか。ユーザー意識、端末開発、インフラ動向、ビ

    新プログラミング言語発表とヘッドホン製造会社買収から読み解く「クラウド戦争」時代のアップルの戦略
  • 経営の素人の女性社長が守った日本の醸造技術と家族的経営(上)―フジワラテクノアート藤原恵子社長

    原英次郎の「強い中堅企業はここが違う!」 トップに聞く逆境の経営道 世界同時不況で電機・自動車など日のビッグビジネスが軒並み崩れる中、しぶとく踏み止まる中堅企業がある。経営学の教科書からは学べない「逆境の経営道」をトップへのロングインタビューで探る。 バックナンバー一覧 岡山空港から、車でわずか2分。美しく色づいた木々に囲まれた丘陵地に、フジワラテクノアートの社と工場がある。後述するが、同社の藤原恵子社長は、創業家の出身ながら、経営や技術については、全くの素人だった。フジワラテクノアートは醤油、みそ、日酒、焼酎などをつくる醸造機械のトップメーカーである。同社の創業は1933年。創業者である藤原研翁氏が岡山市内で、醸造機械の製造を開始した時から、一貫してこの分野に取り組んできた。現在、国内の製麹(せいぎく)能力ベースで、70~75%のシェアを持つ。製麹とは麹(こうじ)菌を使って、麹を作

  • 通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄 | ダイヤモンド・オンライン

    インターネット上で使われている仮想通貨である「ビットコイン」にに対する関心が、急速に高まっている。この連載では、「ビットコインが何をもたらすにしても、それは通貨史上の大きな革命であるばかりでなく、まったく新しい形の社会を形成する可能性を示した」との認識に立ち、ビットコインの仕組みを解説し、それがもたらしうるものについて論じる。

    通貨革命か、それとも虚構か?「ビットコイン」を正しく理解する 野口悠紀雄 | ダイヤモンド・オンライン
  • グーグルだけが脅威じゃない!このままでは日本が「自動運転」で勝てない理由

    日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中 エコカー大戦争! 「エコカー=日の独壇場」と思っているとすれば、それは大間違いだ。電気自動車、ハイブリッド車を巡る市場争奪戦はこれからが番。日は序盤戦を制したに過ぎない。世界規模の取材でエコカー大戦争の行方を探る。 バックナンバー一覧 ITS世界会議東京大会で講演する、グーグルのロン・メッドフォード氏。画面の車両は、レクサス「RX」を使用した同社の自動運転実験車両 Photo by Kenji Momota 技術詳細、事業構想はノ

  • 【企業特集】日本航空(上)破綻2年で営業利益2000億円JAL式アメーバ経営の真髄

    経営破綻した日航空(JAL)の業績が急回復している。会社更生法の適用からわずか2年で営業利益は2000億円に、世界のエアラインの中でもトップの収益力を誇るまでになった。再生を託された京セラ創業者の稲盛和夫氏が持ち込んだ“アメーバ経営”と“フィロソフィ”は、どのようにJALに浸透し社内を変えていったのか。再生の軌跡をたどる。(「週刊ダイヤモンド」編集部 須賀彩子) 「JALには利益について責任を持つ人がいなかった。これはダメだと思った」──。 2010年2月~12年2月、日航空(JAL)の副社長を務めたKCCSマネジメントコンサルティングの森田直行会長は、就任当時の印象をそう振り返る。 10年1月19日に会社更生法の適用を申請したJALの経営を立て直すため、民主党政権から請われて同年2月に京セラ創業者の稲盛和夫氏がJAL会長に就任した。森田氏は、その稲盛氏の右腕として対応した。

  • 東電の電気料金値上げが絶対に許されないこれだけの理由

    1986年通商産業省(現経済産業省)入省。1992年コロンビア大学ビジネススクールでMBAを取得後、通産省に復職。内閣官房IT担当室などを経て竹中平蔵大臣の秘書官に就任。不良債権処理、郵政民営化、通信・放送改革など構造改革の立案・実行に関わる。2004年から慶応大学助教授を兼任。2006年、経産省退職。2007年から現職。現在はエイベックス・マーケティング株式会社取締役、エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社顧問も務める。 岸博幸のクリエイティブ国富論 メディアや文化などソフトパワーを総称する「クリエイティブ産業」なる新概念が注目を集めている。その正しい捉え方と実践法を経済政策の論客が説く。 バックナンバー一覧 東京電力が家庭向け電気料金を10%値上げしようとしており、経産省に設置された有識者会議がその妥当性を審査しています。その様子は会議が開催される度に大きく報道されますが、そ

  • どうすればプロ級の演奏家になれる?絶対音感の正体とは?「響きの科楽」著者ジョン・パウエル博士が明かすあなたの知らない音楽の秘密

    情報端末や電子楽器の普及で、我々の生活の中にますます深く入り込む音楽。聴くだけの人もいれば、楽器を手に取って自ら演奏したり、あるいはソフトウェアを使って作曲に挑戦する人も最近では増えていることだろう。そんな、人生に欠かせない音楽の原理を、科学的知識とユーモアのセンスを生かして楽しく分かりやすく論じ、欧米で注目を集めている学者がいる。物理学者で音楽家のジョン・パウエル博士だ。音楽の背景にある“科学”を知れば、音楽をよりいっそう楽しめると博士は熱弁をふるう。 (聞き手/ジャーナリスト 大野和基) ――音楽を雑音ではなく、音楽たらしめているものは何か? ジョン・パウウェル(John Powell) クラッシック音楽を学んだ音楽家であると同時に、物理学者。シェフィールド大学で音楽音響学を、ノッティンガム大学とルレオ大学で物理学を教えている。科学的知識とユーモアのセンスを生かして音楽の秘密を分かりや

    どうすればプロ級の演奏家になれる?絶対音感の正体とは?「響きの科楽」著者ジョン・パウエル博士が明かすあなたの知らない音楽の秘密
  • ネイティヴに通じる英語になる「たった6個の正しい発音」

    30分で英語が話せる やっほ~! 『30分で英語が話せる』に興味を持ってくれたみんな~! ありがとね~!クリス岡崎です! この記事はね、「たった2つのことを覚えるだけで」で、30分で英語が話せるようになっちゃうっていう、すごい記事なんだよ! イェーイ! 【1】みんながすでに知っている「700語の英単語だけ」で会話ができる 【2】「たった6つの正しい発音」覚えるだけで、ネイティヴに通じる英語になる このたった2つのことを覚えるだけだから、「30分で英語が話せる」ようになっちゃうってことなんだ! すごいでしょ! そして、「ひと言」でもネイティヴに自分の英語が通じると、一気に「英語って楽しい!」ってなっていって、もっと、もっと、「英語がやりたい!」っていう気持になっていく。「英語が話せる」って、ほんっっっっっっとうに楽しいものだよ! バックナンバー一覧 ネイティヴに通じる英語になるために必要とな

    ネイティヴに通じる英語になる「たった6個の正しい発音」
  • 「経営者が60歳以上」約7割の氷屋に異変!?一度働いたらハマってしまう若者急増の“意外な魅力”

    1970年生まれ。大学卒業後、日経済新聞社に入社。2002年からフリーに。近年はビジネス誌やウェブサイトで、ルポルタージュやインタビュー、コラム等を執筆。近著に『メディア・モンスター:誰が黒川紀章を殺したのか?』(草思社)がある。仕事に関する情報はブログでも紹介中。「ニュース」より「人」に興味あり。 絶滅危惧種なお仕事ガイド 「もうえないかも」「このままだと絶滅」と言われる産業に従事する人々のなかにも、実は意外にしぶとく生きている人たちがいる。日一でもなく、世界一でもない、「最後の下駄屋になること」を目指して働く職業や人々を追いかけ、「崖っぷちの中に見える希望」を探る。 バックナンバー一覧 「いいよねえ。ほんと、いいんだなあ」 坂龍一、浅野忠信、小栗旬、小雪の面々がグラス片手に登場する、サントリーウイスキーのCM。それを思い出し、飯倉商会4代目で社長の町田和之さん(47)がやたら「

    「経営者が60歳以上」約7割の氷屋に異変!?一度働いたらハマってしまう若者急増の“意外な魅力”
  • なぜアップル信者が増え続けているのか

    1兆円以上の大手企業から社員3名の零細企業に至るまで、企業規模や業種業態を問わずに戦略実行コンサルティングを展開するという同社では異色の経験を持つ。「視点を変えて、行動を変える」をコンセプトに、戦略策定段階では「お客さまとの約束は何か」→「約束を果たすためにやるべき仕事は何か」を考え抜こう、計画策定段階では「計画が頓挫する可能性の対処策」を考え抜こう、実行段階では「勝たなきゃ組織一体化しない」から“勝ち”を積み重ねる階段を考え抜こう、と経験に裏打ちされた“視点”への刺激が散りばめられ、組織を動かす原動力へと変えていく。 最新著に『絶対に断れない営業提案』(中経出版)がある。 【関連サイト】『経営参謀の視点』※毎週月曜日更新 業界別 半年先の景気を読む 不透明な経済状況が続き、半年先の景気を読むことさえ難しい日経済。この連載では、様々な業界やテーマで活躍する船井総研の専門コンサルタントが、

  • 快進撃のユニクロに敵はいないのか?柳井正・会長兼社長の“野望”を直撃

    今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ 最新号の読みどころを特集担当者の視点でお伝えします。時には紙幅の関係から記事にできなかった取材の内側など、「ここだけの話」も満載です。 バックナンバー一覧 ユニクロの上海グローバル旗艦店が5月15日に開店しました。世界最大の旗艦店の前には長蛇の列。入店までに最大2時間かかる状態でした。 ロンドン、ニューヨーク、パリに次ぐ、世界で4番目の旗艦店オープンですが、初日はこれまで最大の集客だったようです(現地の様子を詳細にレポートしています)。 同店を中核の1つにして、「世界1位になる」と宣言する柳井正・ファーストリテイリング会長兼社長の「野望」と「死角」を第1特集で追っています。 今日のSPA(製造小売り)で、世界1位はスウェーデンのH&M、2位はスペインのインディテックス(ZARAの運営企業)で、両社との売上高の差は約2倍。ユニクロは、10年以内に抜き去

  • 給与が下がる原因は、新興国との競合|「デフレ・スパイラル論」は間違い!給与が減るのは企業利益減少のためではない (2/3)|野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む|ダイヤモンド・オン

    1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日経済論。主な著書に『情報の経済理論』『1940年体制―さらば戦時経済』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』『仮想通貨革命』『ブロックチェーン革命』など。近著に『中国が世界を攪乱する』『経験なき経済危機』『書くことについて』『リープフロッグ 逆転勝ちの経済学』『「超」英語独学法』などがある。野口悠紀雄ホームページ ------------最新経済データがすぐわかる!-------

  • 実際にエクササイズを始めよう 毎日10分の“自体重筋力トレーニング” | 目標=1ヵ月でウエスト5cm減 あなたも挑戦!脱メタボへの道 | ダイヤモンド・オンライン

    前回は、カラダづくり=“ボディデザイン”の2番目のステップ「情報収集&分析・評価」について取り上げました。カラダの現状を把握する「情報収集」では、数値で表せる「客観的な指標」とともに、カラダが何となくだるい、目覚めがすっきりしないといった、数値で表すことのできない「主観的な指標」も大切です。是非、前回紹介したチェックリストを活用し、定期的に記録しておきましょう。 さて今回は、いよいよ実際のプログラムとして、カラダづくりの基礎となる、自分の体重を負荷にした“自体重筋力トレーニング”についてご紹介します。 まずはこの3種目を1ヵ月間、毎日行う! 今回ご紹介するエクササイズは、オフィスでも行えるようにアレンジした(1)チェアスクワット、(2)腕立てふせ(3)レッグレイズの3種目です。図に示した実施方法と注意点を守って、1種目につき12回×2セットを毎日行ってください。1日たった10分のエクササイ

  • 追跡!AtoZ ~いま一番知りたいテーマを追う!超リアルドキュメント | ダイヤモンド・オンライン

    1 2 3 4 5 技能継承に悩むベテラン技術者に、報告書が書けない若手。「伝えられない社員」がなぜ増えているのか? ――問われる日人の「言語力」 いま、企業や学校で、自分の考えを整理して書いたり話したりする“言語力”の低下が叫ばれている。報告書をまとめられない若手社員、何がしたいのか筋道立てて話せない学生など、若い世代をはじめ、ベテラン技術者やプロサッカー選手まで、社会全体に“言語力”で苦労する人が増えている。 こうした中、去年初めての「言語力検定」がスタート。「後部座席のシートベルトはなぜ必要か」など、知識を問うのではなく、自分の考えをきちんと説明する力が試される。 日人の言語力に何が起きているのか? どうすれば言語力を高めることができるのだろうか? 前回のワールドカップ敗退は、 「言語力不足」が原因だった?! 4年前、1勝もできずに敗退したワールドカップサッカー日本代表。日

  • 一生安泰に暮らしたい日本人の心が招いた閉塞感 | シリコンバレーで考える 安藤茂彌 | ダイヤモンド・オンライン

    「閉塞感」という言葉が使われて久しい。90年代初頭から使われているだろう。20年経った今でも、昨今の社会状況を的確に表現する言葉として、その価値は益々高まっているように思う。だが、閉塞感を英語に訳すのは難しい。ぴったり当てはまる言葉がないのだ。そもそも、そういう感覚がないのだ。 アメリカ人ならこう言うだろう。「閉塞感?そんなに悩む必要があるの?今いる会社が嫌なら辞めればいいじゃないか。政治が嫌なら次の選挙で別の政党に投票すれば良いじゃないか」実に、単純明快である。 なぜ日人だけが閉塞感を感じるのか。それは、日社会が簡単には変化できない構造になっているからではないかと思う。そこには制度の側面と日人のマインドセット(心の持ち様)の側面がある。 制度としては、国家公務員制度と大企業のガバナンスが堅固な構造を持っている点が指摘される。マインドセットとしては、一回の就職で死ぬまで楽チンな人生

  • 脱・石油のオバマ政権でも止まない バイオエタノールへの逆風|inside|ダイヤモンド・オンライン

    週刊ダイヤモンド編集部 【第255回】 2009年01月16日 脱・石油のオバマ政権でも止まない バイオエタノールへの逆風 “NEW ENERGY FOR AMERICA”──。オバマ次期大統領は、選挙中から環境重視と脱・石油、そしてそれらの分野への投資による雇用創出を、政策プランとして打ち出していた。 新政権発足後、米国のエネルギー政策がこの路線に則ったものとなることは間違いない。エネルギー長官にスティーブン・チュー氏、農務長官にトム・ビルザック氏が指名されたこともそれを示唆する。両者ともバイオ燃料など代替エネルギーの推進論者である。1月8日にはオバマ次期大統領が、経済対策の一部として、今後3年間で風力、太陽光、バイオ燃料など代替エネルギーの生産を倍増するとも表明した。ところが、米国バイオエタノール産業を覆う暗雲は、晴れることがない。 昨年、エタノール業者を苦況に追い込んだトウモロ

  • 知らぬは一般国民ばかりなり 放送局に免許剥奪がない理由|inside|ダイヤモンド・オンライン

    週刊ダイヤモンド編集部 【第253回】 2009年01月15日 知らぬは一般国民ばかりなり 放送局に免許剥奪がない理由 世にも不思議な話である。 そのことを、まったく知らされていない一般国民や、他の業界の許認可事業者が聞いたら、「なぜ彼らだけが特別扱いなのか?」という疑問を抱くはずだ。 日の放送局は、2008年10月31日に、ひっそりと“放送免許”の再免許(事実上の更新)を受けていた。そのことは、当の放送局、親戚筋の新聞社、そして監督官庁の総務省も、あえて自ら言わないようにしているかのようだ。 しかも、今回の再免許は、これまでと違うトピックがあった。全国の放送局が横並びでアナログの放送免許とデジタルの放送免許をいっせいに交付されたばかりか、次の更新までの期限がぴったりと“尻揃え”に調整されたのである。そんな「異例中の異例の事態」(放送業界に詳しい関係者)にもかかわらず、まったくニ

  • 「私のお金」が環境破壊や戦争につながっている?|お金の教室|ダイヤモンド・オンライン

    資産運用の前に、「自分のお金」の行く先を考えてみる 現実感のなかった「物価上昇」「インフレ」という言葉が、じわじわと家計運営に影を落とし始めている。「今こそ資産運用」との視点は重要だと思われる。 一般的に資産運用と言えば、株式や債券投資投資信託への投資などを思い浮かべるだろう。これはこれで大切なことなのだが、もう少し違う視点で、自分のお金の行く先が、現在のそして将来の社会に対してどのような影響を及ぼすのかに思いを馳せてみてはどうだろうか。 ある国の債券を買うという行為が、意図せずに戦争遂行の資金になっていたり、クーポンの原資が途上国に不当に押し付けられた債務の返済によるものかもしれない。何気なく預金をしている金融機関が、海外の軍需産業や途上国に劣悪な労働条件を強いることで成り立っている企業に投資しているかもしれない。 「私のお金」が誰にどういったインパクトを与えているかに自覚的であ

  • インターネットは知的な仕事の進め方を革命的に変えた

    1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日経済論。主な著書に『情報の経済理論』『1940年体制―さらば戦時経済』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』『仮想通貨革命』『ブロックチェーン革命』など。近著に『中国が世界を攪乱する』『経験なき経済危機』『書くことについて』『リープフロッグ 逆転勝ちの経済学』『「超」英語独学法』などがある。野口悠紀雄ホームページ ------------最新経済データがすぐわかる!-------

  • 1