韓国と北朝鮮の軍事境界線の板門店(Panmunjom)の北朝鮮側にあるギジョンドン(Gijungdong)村に掲げられた北朝鮮国旗。(2007年7月18日撮影)(c)AFP/KIM JAE-HWAN 【8月28日 AFP】韓国の検察当局は27日、脱北者を装って入国し、軍将校らと性的関係を結ぶなどしてスパイ活動を行っていた北朝鮮の女性工作員を逮捕したと発表した。 ウォン・ジョンファ(Won Jeong-Hwa)容疑者は、韓国の主要軍事施設や軍備に関する正確な配置や写真などを入手し、中国にいる工作員に手渡していたとみられている。 捜査当局によると、ウォン容疑者の任務の1つは、韓国への脱北者としては最高位となる黄長燁(ファン・ジャンヨプ、Hwang Jang-Yop)元北朝鮮労働党秘書の居所を特定することだったという。黄氏は1997年に脱北し、現在も警察の保護下に置かれているが、北朝鮮の体制を厳