青い地球を背景に撮影されたミッションSTS-120のために国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう米スペースシャトル「ディスカバリー(Discovery、2007年10月25日撮影)。(c)AFP/NASA 【7月21日 AFP】21日にスペースシャトル「アトランティス(Atlantis)」の帰還をもって30年の歴史に幕を閉じる米スペースシャトル計画。この「史上最も複雑でコストの高い航空機」は、宇宙に前哨基地を築く支えとなった一方で、過去30年間の米国の宇宙計画を低軌道上に縛り付けるものでもあった。 引退目前のスペースシャトルに関するエピソードを拾ってみよう。 ■コスト 米航空宇宙局(NASA)の50年の歴史の中で最長プロジェクトとなったスペースシャトル計画には、30年間で計2080億ドル(約16兆5000億円)が投入された(2010年米ドル換算)。1回のミッションの打ち上げとその準備に必要
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