政界を揺るがした捜査のきっかけは、1人の「教授」の執念だった 自民党の派閥裏金事件 「政治とカネ」告発し続ける原点に特攻隊員の悲劇
全国の原発の原子炉データを把握・監視するERSS。そのシステムをないがしろにする“失態”をめぐり、当事者の東京電力と経済産業省原子力安全・保安院が19日、それぞれ会見を開いた。両者の説明はまったくかみ合わず、責任のなすりつけ合いの様相を呈した。(原子力取材班) 東電は、ERSSへのデータ送信装置と非常用電源とが未接続だったため、データが送れなかったことは認めた。そのうえで、会見した松本純一原子力・立地本部長代理は「いつまでに(接続)工事をしなければならないのか、国と約束ができていなかった。緊急性が高い工事という認識はなかった」と述べた。 地震の4カ月前から未接続のまま放置していたことについては、「接続工事をすると通常時のデータ送信が止まるため、ERSSを所管する保安院と調整していた」と説明。「作業をどうするか未調整のまま3月11日を迎えた」とした。 一方、19日午後に緊急会見を開いた保安院
印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力格納容器に通じるパイプの中を外から見た様子。ここから内視鏡を入れた。上から下にかけて写っているのは温度を測定するための熱電対=東京電力提供 東京電力は19日、福島第一原発2号機の原子炉格納容器内の様子を温度計を付けた内視鏡で調査した。事故が発生した格納容器内の様子を直接調べたのは初めて。ただ、水滴などで視界が悪く、内部にたまっているとみられる水は確認できなかった。気体の温度は約45度で、これまでの温度計の値に近かった。 今回の調査は、燃料取り出しに向けたデータ集めが目的。格納容器の貫通部から直径8.5ミリの内視鏡カメラを入れて、約1時間内部の様子を撮影した。 内部は湯気が充満しており、内視鏡のレンズにも水滴がつくほどだった。放射線の影響と見られる画像の乱れもあり、溶融燃料、配管の損傷の有無などは分からなかった。 水面も確認できなかった。東電は
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