「やっぱりきましたね。震源は浅く、典型的な内陸直下型地震でした。2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の前に起きた'08年の岩手・宮城内陸地震とよく似ています」 鳥取県中部を震源とする地震が10月21日午後2時7分にあり、立命館大学・歴史都市防災研究所の高橋学教授は「週刊女性」の取材にそう答えた。 気象庁によると、震源の深さは11キロで、地震の規模を表すマグニチュード(M)は6・6と推定される。最大震度は6弱と大きく揺れた。 同県倉吉市、湯梨浜町、北栄町で自宅の屋根瓦が崩れ落ちるなど家屋損壊は1500件以上にのぼり、全半壊した建物もあった。屋根の修理中に転落して重傷を負うなど22人がケガをした。現地では一時2900人を数えた避難生活が続く。 高橋教授が「やっぱり─」と言ったのには理由がある。『週刊女性』本誌既報(11月1日号)のとおり、熊本・阿蘇山が10月8日に爆発的噴火をする約