韓国でアストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンを接種したあと死亡した60代の女性に、血栓の症状があったことが明らかになりました。保健当局は、解剖を行いワクチン接種との因果関係を詳しく調べています。 アストラゼネカのワクチンをめぐっては、ヨーロッパなどで接種後に血栓ができる事例が確認され、デンマークなど複数の国が接種を一時中断しています。 一方で、WHO(=世界保健機関)は因果関係は認められないとして接種を継続すべきとの見解を示しています。 こうした中、17日、韓国の鄭銀敬疾病管理庁長は、韓国国内でアストラゼネカのワクチン接種後に死亡したうちの1人に、血栓の症状が報告され、解剖検査を進めていると明らかにしました。ただ、鄭庁長は「血栓は平常時も発生する疾患。ワクチン接種後の異常反応で血栓ができたとの報告はない」と述べ、因果関係については慎重な見方を示しました。 韓国メディアによりますと、死亡