カビ輸入米、不正に検査証明 初の業務停止命令へ―農水省 2022年12月26日16時41分 農林水産省=東京都千代田区 カビが生えた輸入米に検査証明書を不正に発行したとして、農林水産省は26日までに、登録検査機関「日本穀物検定協会」(東京)に対し、農産物検査法に基づき3カ月間の業務停止を命じる方針を固めた。外国産農産物の検査業務に対する業務停止命令は初めてとなる。 農水省は来年1月13日に事情を聴取する聴聞会を開いた上、早ければ同月中にも発令する。 農水省によると、同協会は今年8月、米国からの輸入米の一部にカビが生えていることを認識しながら、全量の品質に問題がないことを示す検査証明書を発行。7月にもタイ産米で、水にぬれた荷物の検査をせず証明書を発行した。いずれも政府の備蓄米で、市場には出回っていない。 経済 コメントをする