米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、政策金利を0・75%引き上げると決めた。1994年11月以来、27年7カ月ぶりの上げ幅で、従来の3倍の大きさとなる。約40年ぶりとなる記録的な物価上昇(インフレ)を抑制するため、異例の金融引き締めに踏み切った。利上げは3会合連続で、政策金利の誘導目標は1・5~1・75%となる。 パウエル議長は会合後の記者会見で「驚くべきことに(前回会合から)インフレ率が再び上振れた。こうした動きに対応するため、大幅な利上げは正当化されると判断した」と述べ、前回会合後に示唆した0・5%を上回る利上げに理解を求めた。0・75%の上げ幅については「異例の大きさで、これが一般的になるとは考えていない」と指摘しつつ、「次回の会合では0・5%または0・75%の利上げの可能性が高い」と大幅な利上げを…