【この記事のポイント】・ゼロコロナ政策を終えた中国が経済再開を加速させる・エネルギー需要増で原油価格は今年100ドル超え観測も・中国経済の動向次第で、世界のインフレ懸念再燃の恐れ中国が原油などエネルギーの輸入を増やしはじめている。新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込む「ゼロコロナ」政策を突如終え、落ち込んでいた需要が急速に回復してきた。中国の景気低迷はエネルギー価格の抑制要因だった。今年は一転、
【新華社北京9月15日】リチウムイオン電池の材料となる六フッ化リン酸リチウムの生産能力が急速に増大している。中国の研究機関のEVTankと伊維経済研究院が共同で発表した「中国六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)業界発展白書(2022年)」によると、各企業の生産能力拡大の進展から見ると、業界全体の名目生産能力は22年末までに22万トン、23年には40万5千トンになる見通しで、業界全体の需給関係は22年末に転換期を迎えるとみられる。世界の六フッ化リン酸リチウム名目計画生産能力はすでに深刻な過剰に陥っている。中国企業の生産量は世界の90%前後を占めており、この割合は引き続き拡大する見通しだ。 白書によると、六フッ化リン酸リチウムの21年の世界出荷量は前年比48.7%増の6万9900トンで、有効生産能力が市場の需要を下回り、供給が需要に追いつかない状況となった。今年の世界出荷量は上半期(1~6月)
年間通じて最も電力が必要になる夏の発電状況について、電力の供給余力が昨年、東日本大震災前の二〇一〇年を大幅に上回っていたことが明らかになった。再生可能エネルギーが過去最大まで拡大したほか節電が進み、震災前に稼働していた原発の合計分を大きく上回る電力の余裕が生まれたため。東京電力管内では厳寒となった今年一月下旬も、大手電力間で電力を融通し合う仕組みなどで電力不足を回避した。
この夏、電力需要が最も多かった日の日差しが強まる時間帯に、太陽光発電が電気の約1割を担ったことが、沖縄を除く電力各社への取材でわかった。太陽光の年間発電量は全電源の2%程度だが、晴れて暑くなる分、日照条件も良い夏のピーク時は、頼りになる電源になりつつある。 データがまとまらなかった沖縄を除く大手電力9社に、7~8月の電力需要のピーク日と、その日の太陽光の最大出力(1時間の平均)と時間帯をきいた。ピークは9社とも晴れた日が続いた8月上旬で、太陽光の最大出力は午前11時台から午後1時台だった。 最大出力は合計で約1500万キロワット。原発だと十数基分に相当する。同じ時間帯の電力需要は合計で約1億5千万キロワットと想定され、約1割を太陽光が担った計算になる。 九州では、8月6日午後0時台… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会
東京電力は17日、福島第一原子力発電所1~3号機で再び炉心が損傷する確率は、約5000年に1回とする試算結果をまとめ、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。 事故前の試算では1000万年に1回としており、2000倍も高くなった。保安院は、試算の内容を検証し、安定化の目標である「冷温停止状態」を維持するための施設運営に生かす。 損傷確率の計算は、原子炉の注水系統の故障、外部電源の喪失、大津波など7項目を想定。それぞれの原因で、1~3号機の一つに約20時間にわたる注水の中断が起き、炉心損傷が起きる1200度に達する確率を合計した。 項目ごとの確率では、大津波による炉心損傷が8000年に1回と最も高く、次いで、注水系統の故障による炉心損傷が1万1000年に1回だった。
2024年09月10日 社会とLCA研究グループの小島直也主任研究員、小野恭子グループ長と一般財団法人日本海事協会(ClassNK)との共同研究の成果が、ClassNKよりプレスリリースされました。「アンモニア燃料船搭載機器からのアンモニア燃料の漏えい頻度推定値を公表~合理的かつ信頼性の高いリスク評価の実現~」 2024年08月19日 論文発表一覧に5論文を追加しました。 2024年08月02日 環境暴露モデリンググループの竹下潤一主任研究員、九州工業大学大学院情報工学研究院の飯田緑准教授、徳島大学大学院医歯薬学研究部の合田光寛准教授・石澤啓介教授、名古屋大学大学院情報学研究科の山西芳裕教授の研究グループの共同研究の成果が九州工業大学・徳島大学・名古屋大学よりプレスリリースされ、電波新聞により報道されました(2024年7月31日 朝刊 12面)。「九州工大など研究グループ、相乗効果を持つ薬
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東京電力が、給湯や調理などすべてを電気でまかなう「オール電化住宅」の普及を推進してきたことが、今回の電力不足に拍車をかけている。 この3年間で戸数が倍増し、最大で原子力発電プラント2基分にあたる約200万キロ・ワット分の電力消費能力が増えた可能性がある。東電は、東日本巨大地震後、計画停電をせざるをえない状態で、オール電化の普及策は抜本的な見直しを迫られている。 東電によると、管内9都県のオール電化戸数は2002年3月末時点で1万3000戸だったのが、08年3月末に45万6000戸になった。10年末には85万5000戸に倍増した。「原子力は発電時に二酸化炭素を排出せず、地球温暖化の防止につながる。省エネにもなる」とアピールし、電気料金の割引を適用してきたが、急速な普及策が裏目に出た形だ。
東北地方太平洋沖地震の影響で、電気の供給能力が不足しています。政府や電力会社でも節電を呼び掛けています。このページでは、今すぐ利用できる節電方法をご案内します。 ■電力消費のピークタイムに向けて効果的な節電を 気温の低いこの時期は、18時〜19時前後の時間帯が最も電力消費が高くなります。このピークタイムを避けて電気を使うようにしましょう。 ■東京電力、東北電力管轄の方以外が節電しても効果は出ません 現在、関西電力管轄の地域の方に、節電をお願いするチェーンメールが出回っています。下記の関西電力ホームページでも記載されていますように、その必要は今のところありません。東日本と西日本では電気の周波数が違い、東日本に周波数を変換して送る際の容量にも上限があるためです。 ※関西電力ホームページ(中段に案内記事) ■過度な節電による火災や健康被害に注意ください 関東地区ではまだ大きな余震が予想さ
東電の計画停電、今夏・冬も 大規模火力発電所、被害大2011年3月22日5時40分 印刷 Check 東京電力は、計画停電(輪番停電)を今夏だけでなく、今冬も続けなければならない、との見通しを明らかにした。東日本大震災の津波で、福島県と茨城県の大規模火力発電所が、現時点で復旧の見通しが立たないほど壊れていることが分かったためだ。 東電幹部が朝日新聞の取材に明らかにした。夏冬の計画停電で家庭や職場の冷暖房の使用が厳しく制限されるのは必至だ。夏の計画停電は、気温が高い午後2〜3時を中心に実施される見通し。停電規模は、気温の上がり方次第で大きくなる可能性がある。首都圏への電力供給が長期間制限されることで産業界も大打撃を受けそうだ。 大きな被害がわかった火力発電所は、広野火力発電所(福島県広野町)と、常陸那珂火力発電所(茨城県東海村)。発電所の設備や、石油や石炭など燃料の貯蔵施設が津波で壊れた。両
日本の電力消費量は、戦後、ほぼ一貫して伸びてきました。さらに近年は、情報化の進展やエアコンの普及にみられるような快適な生活へのニーズが高まり、経済が安定成長期に入ったといわれながらも、電力需要は衰えをみせていません。また需要の増加にともなって新たな問題もでてきました。電力消費の現在と、将来について考えます。 生活水準の向上によって、快適な生活が求められ、冷暖房をはじめとして生活における電気の役割はますます大きくなっています。またコンピュータや通信など IT革新による高度情報化社会の進展により、産業、生活のあらゆる側面で、電気の役割は増しています。このようなことから、年を追って、エネルギー消費のなかで電気の形で使われる割合(電力化率)が高まっています。 電力需要は景気の動向や政治・社会の動向に左右されますが、安定成長期に入った近年でも、情報化社会の進展やエアコンの普及などを背景に増加し続けて
先日、巡回サイトの一つ【CalculatedRISK】に気になるチャートが掲載されていた。1986年以降の原油価格の推移を示すもので、直近では2008年の夏に最高値をつけたことなどを確認するものだった。本文では【ガソリン高がもたらすアメリカの消費性向の変移と】や【若者達の夏のドライブ激減中・原因はやはりガソリン高】に示したように、「夏に若者が自動車を(ガソリン高から)利用しなくなった時が、ガソリン価格の天井だ」ということを再確認したところで終わっているが、当方はむしろその後、つまり今年頭に安値をつけたあと、最近再び上昇の気配があるように見える方が気になった。そこで今回はそれを再確認する意味もあわせ、昨年暮れに掲載した【レギュラーガソリン価格と灯油価格をグラフ化してみる(11月11日版)】の更新版として、最新データに基づいたグラフの作成を行うことにした。
太陽電池は、温暖化ガスを出さず燃料も必要としないため、環境にやさしい発電方法とよく言われており各国で研究が進められています。 それでは現在使用している電力すべてを太陽光で発電し、従来の発電所と置き換えるにはいったいどれくらいの面積が必要なのでしょうか? 詳細は以下。 Land Art Generator Initiative 2030年時点において、全世界で消費される(石油、天然ガス、水力発電等々を含む)エネルギーの総量は19万9721テラワット時。これを、最も優秀なクラスの変換効率20%の太陽電池で発電し、降雨率や日照時間なども加味して考えると約50万平方キロメートルが必要になる計算となります。送電効率など他にも加味すべき数字はたくさんあるのですが、これはスペイン全土と同じくらいの大きさ。 これを地図上で表すとこんな感じに。配置については世界各地のエネルギー消費量などが考慮されています。
こんにちは。田中貴金属工業の阿部です。みなさんは、よい連休を過ごされましたか。東京では、小雨が降っています。オフィスからは東京駅や丸の内のビル街が見えるのですが、いつもよりもしっとりとしていて、ちょっと落ち着いた感じもしますね。 ところで、金やプラチナは「貴金属」って言いますよね。「貴い」金属で貴金属なのですが、貴金属のどこが「貴い」のでしょうか。ひとつは、その美しさです。光をかざすとキラキラと輝くその様は、人の心をうっとりさせる力がありますよね。もうひとつは、その量の少なさ。貴金属は、その輝きとともに、その希少性によって、人々から「貴い」金属として愛されてきたのですね。 では、金・プラチナは世界中でどれくらいの量があるのでしょうか。 人類が金を手にしたのは、今から6,000年ほど前と言われています。それから現代に至るまでに発掘された金の総量は、約150,500トン。これをわかりやすい例に
先頃、資源エネルギー庁より本年3月と2008年度の石油製品販売数量が発表された。燃料油合計では、2億0099万klで前年比マイナス8.0%。石油精製業が装置産業(固定費産業)であることを考えれば、誠に厳しい数字だが、その実態は更に深刻であることを個別に分析したい。 まずA重油は1789万KLと前年比マイナス16.3%まで落ち込んだ。景気低迷による絶対需要の落ち込みと高値時に産業用LNGへ燃料転換したことが−が決定的な要因だ。一頃採算油種だったナフサも4282万KLとマイナス11.8%と低迷。灯油も2025万klとマイナス10.7%とり、長期にわたる低落傾向から抜け出せない。これは電力会社のオール電化政策がボディーブローのように効いている。C重油は2316万klとマイナス8.7%。しかしこれは柏崎原発が未だに止まっているときの数量だ。今年の夏には少なくとも7号機の135万kWが動き出せば、
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