医師の働き方改革について、厚生労働省は医師が不足している病院などは例外として時間外労働の上限を大幅に緩和する案を、専門家会議に提示しました。患者への影響を考慮した措置ですが、「長時間労働を防げない」という批判が出ることも予想されます。 厚生労働省は休日や夜間などの時間外労働の上限について検討を進め、11日開かれた専門家会議に規制の案を提示しました。 それによりますと、医師が不足している病院などは、例外として年間で1900時間から2000時間、月の平均に換算して160時間ほどまで認めるとしています。 これは過労死ラインとされる月平均80時間のおよそ2倍に当たります。 例外は16年後の2035年度まで認め、その代わりに、医師の健康を守るため仕事を終えてから次の勤務まで9時間の休息を確保し、連続して勤務できる時間を28時間までにするとしています。 例外に含まれない一般の医師については、ほかの職種