東芝機械は2020年4月1日付で社名を「芝浦機械」に変更する。17年3月の東芝グループ離脱を機に社名変更を検討していた。同社は芝浦製作所(現東芝)を源流とし、61年に芝浦機械製作所と芝浦工機が合併して誕生した。「芝浦」の文字は、現在も一部の工作機械に「SHIBAURA」のロゴを使うなど定着しており、新社名に採用した。 6月下旬開催の定時株主総会を経て、変更する。なじみのある「芝浦」を社名にすることで知名度の低下を抑えつつ、「モノづくりのDNAを継承し進化する」(総務部)という思いを込めた。 東芝は、17年3月に不正会計問題に絡む再建計画で、保有していた東芝機械株を同社に売却。持ち株比率を20%から2%まで減らした。 20年ぶり独見本市に出展 東芝機械は欧州で工作機械の販売を再開する。2000年代前半に実質撤退しており、現在は保守サービスと年間10台程度の輸出にとどまる。9月にドイツで開かれ