このスポーツ向けGPSデバイスで市場をリードしているのが、オーストラリアのCatapult(カタパルト)社だ。同国が1976年のモントリオール五輪で金メダルの獲得がゼロと惨敗したことを受け、政府が1981年にオーストラリアスポーツ研究所(AIS)を設立。さらに1990年には産業発展などのための研究組織として共同リサーチセンター(CRC)が設立され、そこに在籍していた研究者が2006年に同社を創業した。 そのCatapult社が、企業買収などを通じて“スポーツセンシング”の領域で積極攻勢に出ている。2014年にスポーツ向けGPSデバイスで競合のオーストラリアGPSports社を買収したのに続いて、2016年にはスポーツの映像解析サービスを手掛ける米XOS Digital(エクソス・デジタル)社、さらに一般アスリート向けにGPSデバイスを販売するアイルランドPLAYERTEK(プレイヤーテック
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