あきらめなかった夢 73歳ヤエコさん、教壇に(1/2ページ)2008年12月14日11時38分印刷ソーシャルブックマーク 教壇に立つ中村八重子さん=京都市南区の府立鳥羽高校定時制 ヤエコさんは今、73歳。家庭の事情で高校を中退して働きながらも、教師になりたいという夢をあきらめなかった。64歳で定時制高校に進学し、大学も卒業した。そして今春、母校の高校の教壇に非常勤講師として立ち始めた。今の気持ちはルンルン♪ 京都府立鳥羽高定時制(京都市南区)の非常勤講師に採用されたのは京都市南区の中村八重子さん。今は週3日教壇に立ち、孫のような年頃の生徒らに国語を教える。 3年生の国語の授業中、「先生、ペン忘れた。貸してぇー」。遅刻しながらもそう言って教室に入ってきた生徒には、説明をいったん中断してペンを渡す。どんな生徒にも丁寧に接する。「定時制にはいろんな環境の生徒が来る。仕事を終えてから登校する生徒も