前回の記事で、名阪国道の「Ωカーブ」で発生した事故による渋滞に巻き込まれた話をした。 高速道路のものとは思えない急カーブである「Ωカーブ」であるが、名神高速道路には急すぎるカーブゆえに線形改良が行われ、廃道と化した区間がある。 その場所は岐阜県関ケ原町今須に位置した通称「今須カーブ」 関ヶ原ICと米原Jctの間に位置し、1964年に開通した後、1978年には今須トンネルを供用開始し廃止された。 航空写真で見ても、かつての今須カーブの跡が今でもわかりやすく残っている。 (実際は画像よりさらに名古屋方面にもう少し線形改良区間があるが、省略した) これは首都高速にも同じことが言えると思うが、黎明期の高速道路には無茶な線形が少なくない。 今日は、「今須カーブ」と著名な急カーブとを、同一縮尺上で比較してみようかと思う。 「今須カーブ」を他の著名な急カーブと比較するにあたっては、国土地理院の地理院地図