そんなわけで第4回。短めに3.5回とするつもりだったが、予想以上に長くなってしまったので正式ナンバリング化。今回は東京Vのゲームモデルの骨格部分に切り込んでいくので注視して頂きたい。 第1回では「優れたゲームモデルを用いているが、安西幸輝&安在和樹の両翼を失い、サイドに質的優位がないため得点力に欠ける」と分析した東京V。その後の東京Vはというと、高卒ルーキーFW藤本寛也という新たな俊英と、夏に加入した“ゼロヒャク”、FW泉澤仁の早期のフィット。そしてDF奈良輪雄太の予想以上の戦術理解度により、PO圏内まで順位を上昇させることに成功した。サイドに質的優位をもたらすことのできるタレント達が現れた結果だ。明確なゲームモデルに裏打ちされた彼らの安定した戦い振りは、天皇杯ラウンド16をサブ組主体で浦和と戦い、国内最大のビッグクラブをあと1歩まで追い詰めた事でも証明されたと言っていい。 対する千葉はエ