スポーツ競技とは「争」うことであり、事前に定められたルールに基づいて、どちらが多くの得点を奪うか、どちらがより美しいか、どちらが先に目的を達成するか、などの「優劣」をつける行為であることは間違いないが、では、「“競う”ことで争う」行為と「“闘う”ことで争う」行為、この両者に違いはあるのだろうか。 ▼前回の記事(Vol.1) 前回の記事では「サッカーとは何か?」を把握するために、存在するスポーツ競技を単純化することで「6つ」の競技に分類し、その分類方法を『Competition and Struggle Theory(競争闘争理論)』と定めた(以下CST)。 今回は、この分類の中で最も大きな差異である『競争(Competition)』と『闘争(Struggle)』について、さらに理解を深めるための準備をしていきたい。 ■定義の確認 競争:「異なる時間」または「異なる空間」において、その優劣を
![人間の脳には『“思考態度”のエラー』と『“思考回路”のエラー』が存在する|河内一馬](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/be87ca036462b4b609e7ac4479431bfa94eccd24/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F10741840%2Frectangle_large_type_2_e3e430987901295a6ec86c68a971a0ea.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)