トップの写真は「いま実家の神戸にいるよ、母のお見舞い行ってくる」と、わたしが東京にいる友人に送ったものだ。 返ってきたのは。 「眉毛は?」 の一言である。 眉毛がない。うっすらとあるけど、いつものように描いてないし、髪と同じ色にあわせてない。つまりはすっぴん。東京では考えられない。 いいよね、慣れ親しんだ田舎の地元って。こうやって気軽に外出できるし、メイクする手間もないし。楽だわ。ここで、ていねいな暮らしをしよう。 んなわけ、あるかい。 ていねいな暮らしをしてるんじゃなくて、眉毛を描いたところで、この町では誰もわたしの眉毛などに興味を持ってくれないのである。 いやごめん、べつに神戸市北区をディスっているわけではない。神戸市北区民は振り上げたクワやらカマやらを降ろしてほしい。 三ノ宮へ向かう電車のきっぷが、二駅区間550円(日本一高い)だったときは口汚くディスりまくったが、それも市営化で28
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