社会がめちゃくちゃになっている。歴史を見ると、人類社会というのは結構な頻度でしっちゃかめっちゃかになっているものだから、自分が生きているうちにこういうことが起きるのはむしろ自然と言えるのだけれど。じゃあ、実際その場に出くわしてみるとやはりなかなかに厳しいものがある。賢者は歴史に学ぶというから、こんな時は歴史を引いて上手いことの一つも言えればいいのだけれど、僕自身もこれからどうしたものかは正直判然としない。 「チャンスだと思え」みたいな話もあるけれど、それはそれで結構難しいところがある。周囲の人たちが生き残りをかけて足掻いているときに「これはチャンスだ」と叫んでもなかなかに空しい。もちろん、この事態が起きると同時に奇貨居くべしと叫んで行動を始めた知り合いもそれなりにいる。でも、それはつまるところ社会の動乱がチャンスだと思える場所に彼らがいたということでしかない気もする。お金や能力を持っていて