アップルはアメリカ時間4月20日に行ったイベント「春の祭典」で、7つの製品・サービスを発表した。 この中で完全に新しい製品として登場するのが、「AirTag」だ。4月23日予約開始、4月30日に発売され、1つ3800円、4つセット1万2800円だ(価格はいずれも税込)。 「見つける天才。」と日本語のコピーが付けられたボタンサイズのこのデバイスをカバンやキーホルダーなどに付けておけば、なくしたときにもiPhoneを使って見つけ出すことができるようになる。 しかしAirTagにはモバイル通信機能は入っていない。入る余地もないほど小さく、また電池も汎用品で動作する。では、自分のiPhoneの電波が届かない場所にあるなくした物を、いかに見つけることができるのだろうか? 今回は特に「問題解決と実装」に着目しながら、この新しいデバイスを通じたアップル流の問題解決に迫っていきたい。 AirTagとは?