ペンタックスリコー・PENTAX MX-1 ボディ外観デザインは「ダサい」とぼくは感じるけど、それが「悪い」とは思わない。その「ダサさ」が逆に、いま、という時代に受け入れられる余地(すき間)がありそうだからだ。ペンタックスはそのあたりをキチンと見抜いて、確信犯的にダサいデザインを狙ったのだろうか。 目から鼻に抜けるようなスマートでスキのないデザインのカメラばかりの中にあっては、こうしたオッサンっぽいデザインのカメラのほうが、ココロの反動として「新鮮」に感じる人もいるかもしれない。だからこそ、そういう"新しい時代の人たち"に、部分的にペイント剥がれがあったり、非都会的なカメラ外観にも惹かれるのかもしれない。 そのへんのことは、古い時代のぼくのようなオジサンにも、なんとなくわかるような気もする。古いけど新しい、ヘタだけどウマい、ってのがあるじゃないですか。 ところが、ペンタックスはそこまで考え