(CNN) フランス政府が後押しするフランス語の会話型AI(人工知能)「ルーシー」が、単純な算数の計算を間違えるなど意味不明な答えを次々に生成したことを受け、公開が中止された。中には「牛の卵」を食べるよう助言されたユーザーもいた。 ルーシーの開発にかかわったリナゴラ・グループは25日、ルーシーを「初期段階の学術研究プロジェクト」と位置づけ、まだ「未成熟」な状態で公開されたと説明。現状のモデルには限界があることを、ユーザーにもっとはっきり告知すべきだったと述べ、「私たち自身の熱狂に流されてしまった」と釈明した。 今後はモデルを更新して非公開でテストを行った後に公開する予定だとしている。 ルーシーが23日に公開されると、ユーザーはルーシーの誤った答えを相次いでSNSに投稿した。 ユーザーが「牛の卵」について尋ねると、こんな答えが返ってきたという。 「牛の卵は、ニワトリの卵とも呼ばれ、牛が産む食
