「お茶会」で放射性物質汚染に対する夫との認識の差などを話し合う母親たち。中には涙ぐむ人も=東京都北区で2011年9月4日 食品宅配会社「らでぃっしゅぼーや」は独自の放射能検査を実施。9月から国より10倍厳しい出荷に関する自主規制値を新設した=東京都板橋区の同社首都圏センターで ◇水は?米は?でも話題にはしづらい… ◇「安全」人生観で十人十色 「お茶会」で情報交換も 福島第1原発の事故から半年。東日本では放射性物質による被ばくの不安と向き合う日々が続いている。「子どもを守れるのは自分だけ」と思わない親はいない。けれど、本当に守りきれるのか。食卓を守る母親たちの「困惑」を追った。【田村彰子】 4日、東京都北区内のマンションの集会室。水筒やお菓子を持ち、小さな子どもを連れた母親たちが集まってきた。席に着いて簡単な自己紹介をした後、放射性物質汚染に対する日々の心配事について話す。「水筒は持たせてい