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ブックマーク / med-legend.com (6)

  • 医学都市伝説: DSM-IV病名ジェネレータ

    2007年5月21日  DSM-IV病名ジェネレータ [医学・科学関連, ウェブサイト] DSM-IV風の精神障害病名を、ボタンクリックだけで次々に作ってくれるサイト。<Link> 早速やってみたら、「病的反社会性同一性機能障害」"Pathological Antisocial Identity Dysfunction (PAID)"てのが出てきた。反社会性が一貫しているなら、それはそれなりに同一性が維持されているんではないかと思ったりするが、まあ、遊びなので細かいことは言わぬことに。何てったって、PAIDという頭文字がいいじゃないか。 このサイトには、DSM-IVのような分類基準としてかなり妙なところがある病名を根拠にして、精神医学が人々にレッテルを貼り、大量投薬が正当化され、それによって巨大製薬資が肥え太っていると告発する意図があるらしい。 その主張には理解できる部分がないではないが

  • 医学都市伝説: ルシファー効果

    スタンフォード監獄実験という心理学実験について、聞いたことがある方は数多いであろう。1971年夏、スタンフォード大学心理学教室のフィリップ・ジンバルドによって計画され、予想以上の問題点を露呈して予定日程なかばで中止された実験である。Wikipediaにその詳細がアップされているので、興味ある方は参照して頂きたい。 この実験が意図していたのは、人間の残虐性というものが個別的な性質によるものなのか、社会的な役割によって導かれるものなのかを確かめることであった。実験は、ボランティアから、性格や行動上の偏倚が少ないと判断された被験者21名を、ランダムに囚人10人と看守11人に振り分け、2週間の予定でその行動を観察した。 彼らは大学の地下室にしつらえられた「監獄」に送られ、囚人役、看守役それぞれに対し、いかにもそれらしいコスチュームや行動原則が割り振られたのだが、実験開始直後から、当初の設定を超えて

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    antipop 2007/05/12
  • 医学都市伝説: グリーンティーガールの謎

    近頃、YouTubeで抜群の視聴率というか、アップ以来一ヶ月半で34万ビューを誇っている映像があるんだそうだ。 それが左の"I'm New"、親しみやすい町内会的美女というか、正直言うなら、こういう女性にお近づきになれたことは未だ無く、今後もまず無いであろうと思われるレベルの娘さんがアップした(と称する)ものである。 中身はそのかわいい娘さんが、カメラに向かって10秒ほどのメッセージを送るだけのものだ。「ハイ、YouTubeをご覧の皆さん!私、ここにアップするのは初めてなの。歓迎してもらえたら嬉しいわ。今、いくつかビデオを作ってて、素敵なものになったらいいなって思ってるの。みんなに見てもらいたいな」、ルンルン♪(死語)。 彼女は言葉通り、短いものから長めのもの10数編のビデオをアップし、その中で自分の名前はカーリーであること、カリフォルニア大学サンタバーバラ校のMBA過程に在学中の22才で

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    antipop 2007/05/08
    YouTubeを使ったステルス広告っぽい、謎の女のビデオ。というか、この女自体がどうでもいいので、あんまり興味を惹かれないなぁ。。。
  • 医学都市伝説: なぜ若者はバカなことをするのか?

    2006年12月18日  なぜ若者はバカなことをするのか? [医学・科学関連] コーネル大学のプレスリリースより。9月に発刊された雑誌、「公的関心における心理的科学」誌に掲載された論文、「思春期の行動決断にみる危険と合理」の紹介。 論文(PDF)自体は50ページに及ぶ長大なもので、それが無料公開されているという気前の良さだが、残念なことに私にとっては、モーツアルトの全楽譜公開とそう意味の違いはないので、安直にプレスの紹介だけをしておく。言い訳するなら、一応とばし読みだけはしたんだが。 --------- 喫煙、薬物使用、防御手段を使わないセックス、泥酔運転の車に乗り込むなどの十代の青年たちが見せる愚行は、自分たちが不死身だと思っていたり、危険とは無関係だと思っている故ではないのだとコーネル大の研究結果は告げる。 実際、十代の若者たちは危険について、むしろ大人たちよりも時間をかけて(約1

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    antipop 2006/12/19
  • 医学都市伝説: 睡眠時無呼吸症に対する代替療法としてのディジェリドゥ

    睡眠時無呼吸症(SAS)とは、睡眠中に気道閉塞が起こって断続的に無呼吸がおこり、そのため充分な睡眠が確保出来なくなって日中の眠気、集中力低下、疲れやすさなどが続く疾患である。肥満者に多く、減量だけでも改善することがあるが、なかなかうまく行かないのが世の常。重症の場合、心血管性合併症が起こって死につながることすらある。 診断が確定した場合、CPAPという呼吸補助装置を付けて眠ればいいとされるが、想像してみれば判るように、こいつはやはり違和感ありまくりなのである。「ぐっすり眠れるから、多少の違和感なんか気にならない」とこれを勧める治療者はいうのだが、「あれを付けて寝たら、あまりの気持ち悪さにパニックを起した」という人もいるぐらい。それ以外の治療法では、ある種の利尿剤が効くこともあるが、まあ、気休めに近い。 そんなSASに対して、かなり大胆な代替療法を提案するのが、今年の2月4日発刊のBMJに掲

  • 医学都市伝説: 抗てんかん薬による絶対音感の変化

    2006年06月28日  抗てんかん薬による絶対音感の変化 [医学・科学関連] 他の医療機関で治療を受けていた、てんかん発作の患者さんが、症状コントロールがうまくいかないとのことで私の外来を訪れた。発作が起こるようになって約3年になり、定型的な薬物治療で当初はかなり症状は押さえ込まれていたのだが、ここ3ヶ月ほど前から発作が頻発するようになったとのこと。 てんかん発作の治療というのは、基的には薬物の選択と量の調整がすべてで、効果的な薬が開発された今では、脳外科や神経内科の守備範囲になりつつある。しかし中には精神症状が出る場合もあり、結局もつれた例は我々のところに回ってくることになる。我々の方は、普通のてんかん治療経験がどんどん減っているのだから、これはよく考えれば妙な話である。 この例はそういう経緯ではなく、てんかん発作そのもののコントロールを求めて転医してきたのだが、なにしろ私のてんかん

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    antipop 2006/12/03
    この話自体も興味深いのだが、それ以上に先日のしょこたんぶろぐの記述との関係が気になった → http://yaplog.jp/strawberry2/archive/10666
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