フランス革命の話のつづき。 1791年に憲法が施行されると同時に国民議会は解散。 この憲法に従って新たに「立法議会」が召集されます。 「立法議会」は立憲王政。 これはフイヤン・クラブが望んだ政治形態でした。 政治をリードするのは議会だが、大臣の任命権は国王にある。 さらに議会の決定に対して、国王には拒否権がある。 これに対してジャコバン・クラブが望んだのは共和政。 王政を廃止して、全ては議会で決定しよう。 ジャコバン・クラブを牛耳っていたのは「ジロンド派」と呼ばれる連中でした。 彼らはジロンド県の出身者が多かったのでこう呼ばれたのですが、 金持ち(ブルジョワ)の代表者たちで、彼らの財産保持が目的であり、 貧乏人(サンキュロット)の要望は無視する傾向にありました。 ジャコバン・クラブにもロベスピエールみたいにサンキュロットの代弁者はいたのですが、 あくまでも少数派。 「立法議会」はフイヤン派