ブックマーク / screammachine.hateblo.jp (14)

  • たったひとつのさえたやりかた- 絶叫機械+絶望中止

    生きていると、自分の罪を思い出して耐えかねるときがある。それは他人から見れば小さなものかもしれない。誰かを言葉で傷つけた、誰かの損になることをした、誰かの失敗を嘲笑った、誰かに嘘をついた。反省も後悔もいつまでも続いている、でも、罪を犯した自分の心はうす汚れてしまって、もうもとには戻らない。 ねえ旦那、おれは救われますか?祈れば救われますか?死んだあとで救われる?じゃあ祈らねえ。いまこの心にさかさ棘みたいに突き刺さっているのが消えないなら、祈る意味はねえんだ。ああ、生きることが罪なんですか、じゃあ旦那はなんで生きてなさるんで? 罪を犯すというのは、そういうことだ。では、罰とはなんだろう。 罪と罰 乱暴な書き方をすれば、罰というのは、人間の価値を量って、そこから犯した罪の分だけ引く、というものだ。 だから、与えられる罰と、罪を犯すことでかぶるかもしれないリスクを比べたとき、与えられる罰の方が重

    たったひとつのさえたやりかた- 絶叫機械+絶望中止
    anutpanna
    anutpanna 2008/05/16
  • 幽霊と宇宙人、どっちが怖い? - 絶叫機械

    しかも変なものを埋め込む。 去年、友達となぜか「幽霊と宇宙人、どっちが怖い?」という話になり、おれが「断然幽霊の方が怖い*1」と言ったら、友達は「バカ、宇宙人絶対に話し通じないって」と強弁したのだった。まあ話の通じなさにかけてはどっこいだと思うが、友達の言うには「幽霊は遭っても死ぬだけだ、宇宙人はさらうぜ、しかも変なものを埋め込む」ということだった。 その怖さをじっくり描いたのが、去年公開された「地球外生命体捕獲 [DVD]」なわけだが*2、確かに幽霊は現れるだけで、あんまり連れ去ったりしないなあ。いやしかし昔の幽霊は連れ去っていたぞ、牡丹灯篭とか、などとボンヤリ考えた。あーでもな、もとは中国の話だし、そういうのは宇宙人と混ざって当たり前な気もする、ロンドンに現れた謎の飛行船とか。 あの足のない幽霊画ってのは日独特のものらしい。誰が最初に足をなくしたか、なんて議論もあるみたいだが、むしろ

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    anutpanna
    anutpanna 2008/02/11
    重要な議題だ!
  • 黒人もテキサスも千葉も - 絶叫機械

    そもそも、黒人と白人は交配が可能なんだから知能も運動能力も容姿も単なる地域偏差じゃん。だったら「黒人だから知能が低い」って言葉自体が成り立たないでしょう。ああいや「おれの知ってる黒人はみんな頭が悪いぜ」って言うなら「へーそー」と答えるけどさ。 何の話かというと、遺伝子の偉いひとが、アフリカの将来を心配してるとか。 Watson氏は、「アフリカの可能性について根的に悲観的だ」、というのも、「われわれの社会政策は、彼らの知能がわれわれと同じだということに基づいている――だが、実験結果はすべて、それを肯定していない」からだと述べている。 この「厄介な問題」は今後、扱いにくくなるだろう。Watson氏は誰もが同等であることを願っているが、「黒人の従業員を雇わざるをえない人々は、これが真実でないことに気づいている」と同等論を覆した。 さらにWatson氏は、「黒人の中にも非常に才能のある人はたくさ

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    anutpanna
    anutpanna 2007/10/22
    その後流れた「金でなんでもやるトレーラーハウスの外人」も観ちゃうと、現実にそうなりつつある感がありましたよね。
  • 不安を抱える覚悟について。 - 絶叫機械

    先日、ある舞台を観て、そのおもしろさに喜び、ひどさにがっかりした。 いわゆる推理サスペンスもので、最後にメタフィクション的なオチがつくのだが、それまでの推理部分にかなり満足してたおれは、このオチにたいそう憤慨したのである。 というのも、二時間観ていたものを最後に「うそでしたー」とひっくりかえされることで得られるものが、安心感以外になかったからだ。そりゃお前らは人を殺したりしないんだろう、全部ウソの方が安心するんだろう、気持ちはわかる。わかるけど得意げな顔で殺人についての結論を放棄されても、こっちとしては「ああ、こいつは気じゃないんだなあ」と思うしかないのだ。 おれはデビッド・フィンチャー監督の『セブン』試写会でのエピソードが大好きだ。 上映が終わると、ある女流評論家がフィンチャーに言った。 「あなたの作品は好きだったけど、今回はダメ、だって最後に○○を見せるだなんて……*1」 もちろん○

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    anutpanna 2007/10/16
  • 絶叫機械+絶望中止 ヘンリー・ダーガーと、たいへんなひとびと

    『ヘンリー・ダーガー展』を見に行った。7月16日までやってる、原美術館。 ヘンリー ダーガー 少女たちの戦いの物語ー夢の楽園 で、一緒にいった友人と、ダーガーはたいへんだったねえ、という話をした。 80才になって、施設で死んで、それからダーガーの絵は評価された。ダーガーは夜中に誰かといつも言い争いをしていたと、大家さんが証言していた、女っぽく喋るダーガーの声と、ダーガー人の怒鳴り声。働いていた病院の看護婦の真似、と書いてあったけど、私は「死んだ妹さんではないのかな」と思った。大家さんが言うには、ダーガーは生活が苦しいので施設に入るといって家を出て行き、死ぬときは、施設の中で、すっかりくたびれて、黙り込んでいたそうだ。 私が「若い頃に誰か気づいていたら、そんな寂しい死に方をすることもなかったのかな」というと、友人は「ダーガーの若い頃には、こんな素晴らしい絵は、ちっとも評価されなかっただろう

    絶叫機械+絶望中止 ヘンリー・ダーガーと、たいへんなひとびと
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    anutpanna 2007/06/14
    取り囲む狭い世界と、外からたまたま見つめたひと。手を施す関わりすらない。泣ける。
  • 腰をグッと突き出して激しい運動。 - 絶叫機械

    海外のJOJOコスプレサイト。 http://www.jojoxserie.net/cosplay.html 写真はタイのブチャ、ジョルノ、フーゴだよ。色までがタイ風味。 関係ないけど。教えて!goo なぜコスプレイヤーはお腹を突き出して立つのですか?とかいうイヤな質問が検索してたら出てきたよ。 コスプレイヤーの写真が掲載された雑誌を見たとき、「この人達は何かの病気なのかな?」と思いました。運動不足などの理由により筋肉が退化して真っ直ぐに立てなくなったのではないかと推測したのです。 こんな書き方をする奴の質問に、まともに答えることもないとも思うんだけど…… あの立ち方が「非常に格好良く見える」というのが非常に不思議に思えます。 ボッカチェッチェリの「ビーナスの誕生」やレンブラントの「夜警」など真っ直ぐに背筋を伸ばした絵画の世界では一般的でした。切手で有名な「見返り美人」も背筋を伸ばしていま

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    anutpanna 2007/03/15
    仮想敵と戦うやつ相手に戦っていきたい。
  • 2006-11-27

    龍一の「ジャージが不愉快」「一人でご飯をべている人も不愉快」という発言に対して、ブログを辿ってみたら「そんな人だとは思わなかった」という意味のコメントが載っていて驚いた。ぼくは特に坂龍一が好きでも嫌いでもないけれど、彼は常に「そんな人」だったと思う。 坂龍一は、昔も今もあんな感じだと思う(ココロ社) 私も、糸井重里と坂龍一を好きでも嫌いでもない。だから言いたいことはわかる。だけど、これじゃあ「お前ら昔の教授を知らないの?m9(^Д^)プギャー!!」にしかならないんじゃないの、という疑問を持つ私だ。 たとえば話題になったジャージの文章を読んでみよう。 坂 他人に対する、何ていうのかな。 境がわかってないっていうか。 それに近いものを感じる。 http://www.1101.com/kyoju/03.html なるほど、ジャージはむきだしだと。これではジャージでコンビニに行く

    2006-11-27
    anutpanna
    anutpanna 2006/11/27
    同意。こちらの思い通りの役割をこなしてる人。永ちゃんの話イイよね。教授はピラニア軍団のバックをやってる時良かった。
  • ブラック・ダリアを観たよ。 - 絶叫機械

    火サス、以上。 (参照:稲垣吾郎大絶賛)

    ブラック・ダリアを観たよ。 - 絶叫機械
    anutpanna
    anutpanna 2006/11/05
  • 血飛沫映画。 - 絶叫機械

    ミートボールマシーンという映画が公開されている。 先に言うと、何も知らない観客として見た私が、無条件に感動できる映画ではなかった。まず、シナリオと演出の混乱(途中で監督が変わってしまったせいらしい)。そして、キャスティングの微妙さ。主演二人はいいのだが、脇が……手塚とおるが……まあいいや、あとで書く。 とにかく、集中できない要素があまりに多すぎた。観終わった直後は携帯に演出に関する文句ばっかり書いていた。イライラとパンフをめくり、頭に入らないのでかばんの奥にしまった。帰ったら文句を書いてやる、そう思いながら劇場をあとにした。 にも関わらず、帰り道、私は涙を流した。 なぜならこの映画当の姿を、私は見逃していたからだ。 世の中には、何も考えない人間が、何も考えない人間を集めて、何も考えないで適当に作った作品というものが存在する。そしてギャラ未払いのままプロデューサーが逃亡したりする(そして

    血飛沫映画。 - 絶叫機械
    anutpanna
    anutpanna 2006/10/03
    ほんとに同意。ものすごく頑張っているのに駄作になってるものと、手を抜いてる映画は違う。そこを客として見抜いてあげたい。
  • 絶叫機械+絶望中止[映画]うそ、まぼろし、ゆめ。

    皆さんおつかれさまでした!結果は総合四位、うれしいです。しかし同列がどうにもこうにも、悔しいです。犯人による告白『火曜、10時45分、崖の上。』を書きましたよ。他のひとのを読むのも楽しい。あとファック文芸部が文学フリマに出るらしいので、手伝います。 この前、世界一怖いおばけ屋敷に入った。『サイレント・ヒル』という映画の宣伝でコマ劇前広場に建てられた小屋。入ると不快な音が鳴っている、鳴っている、鳴っている、出口。出るまで何も起こらない、だがその闇の中で「何も起こらない」ということがとても怖かった。映画は狂信者がひどい目にあうので痛快で面白かったけど、怖くはなかった。だけど、一緒に行った人はたいそう怖がっていた。ホラー映画をあまり見ないので怖いのだろうと帰りの喫茶店で話した。 『LOFT』は師匠と行った。師匠はテレビで『恐怖のミイラ』を観て以来、ホラーものは怖いから見ていないそうだ。「ミイラと

    絶叫機械+絶望中止[映画]うそ、まぼろし、ゆめ。
    anutpanna
    anutpanna 2006/09/14
    共感。映画はあるがままを感じ取るもの。LOFTは何も疑わずに、起こってる現象を素直に受け入れればいい。
  • 絶叫機械+絶望中止 - 下劣で殺伐とした世界に生きて。

    なんだかいろいろなことについて書いているので、焦点が定まらない、やぶにらみの日記でございます。はてなには日記内を検索できる検索窓などという便利なものがあるので、そちらで方向性を定めていただきたい。たとえば「死」とか「殴」とか、語句ではなく文字で探すと、よりシャープネスな人生が待っています。 「なんで人を殺して悪いのか?」と考えるのは非常に重要な問題である。それを「質問するのもおかしい!」などと叱り飛ばすのは傲慢な善人きどりのやることである。 http://d.hatena.ne.jp/./FUKAMACHI/20060731 深町さんが憤怒されていた件について侍功夫さんが反応して、なぜかそこにおれの意見が引用されていたのだ!自慢です。 確か麻草さんは、『どうして人を殺してはいけないか?』と問うている時点で『人殺しはいけない』という前提を刷り込まれていて、自分なりの回答を持っている。その上で

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    anutpanna 2006/08/01
  • 2006-06-18

    気になったことをいくつかクリップ。 リスペクトといえばブロンソンズだなあ。小関も誰かと二人で「ナンシー関ならこう言うね」って全然的外れなことを(わかったうえで)書いてりゃ良かったのに……って思ってたらなんとまあ、もう誰かと二人でやっていました。もちろん素で。 先日、『アサヒ芸能』が届き、そこに新連載としてテレビ時評が載っていた。書き手は今井舞、イラストはナンシー小関という人だ。 http://o4kiri.exblog.jp/3539541#3539541_1 ライター今井舞についてはこちら参照、今回の連載とは関係ないですが。 〈春の新ドラマ関係者の方々、こんなに鋭く斬って、ご免なさい!(略)そして、読者の方々にもお詫びします。こんなに笑わせすぎて、ご免なさい!!〉 http://masuno-tanka.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_e89e_2

    2006-06-18
    anutpanna
    anutpanna 2006/06/18
  • 2006-06-17

    『平成武装正義団』から、神風零。素材はファンド。 だいぶ虎眼塔仕上げる自信ついてきた。もう一歩。 ナンシー小関の存在が、おそろしい、という話。 *ナンシー小関というのは、ナンシー関へのオマージュと称してパソコンで消しゴム版画風の画像を作っているひとのことです。 http://mixi.jp/view_community.pl?id=356546 この違和感、不快感、異物感、どうしようもない。 たとえばおれが、絵をモデルに造形物を作る。 虎眼塔や、フリーザや、神風零を作る。 その造形物が、それなりに評価されて、おれが死んだとする。 死んだあとで、誰かが造形物のモデルとなった絵を、パソコンで加工して、造形物を写真に撮ったかのように加工して、おれへのオマージュだと、ネットで発表したとする。 おれは、そいつを、その誰かを、殺してやりたいと思う。 おれが彫刻刀を握って、数ミクロンを削りながら、絵の持

    2006-06-17
    anutpanna
    anutpanna 2006/06/17
  • 絶叫機械+絶望中止 〜 ペルーのガスコンロ

    読み終わって一番ふしぎだったのは、こわくなかったということ。びっくりして読み直したが、やっぱりどっこもこわくない。なんだこれ。そういえば、主人公が頭と終わりにしか出てこない、真ん中でちょっとゴネるけど、物語には影響しない。それで「ああ、探偵モノなのか」と思い、納得した(当はしてないけど、便宜上した)。 そう、探偵モノの形式に従えば、こういうあらすじになる。 <語り部>は<探偵>に誘われて奇妙な場所へ向かう。 <探偵>は過去の罪を懺悔し、奇妙な場所で死を選ぶ。 過去は清算されるが、罪の連鎖は残る。 <語り部>は、その想いを抱いて生き続けるのだ! ね、これ、なんかどこかで読んだことある気がするでしょう。これは「探偵が死ぬ」というジャンルの「定番」です。っていやいやいや、待って、これって日ホラー小説大賞の大賞受賞作品だよね。 倒れた。これはすごい(ひどい)。 というわけで、DISってみようの

    絶叫機械+絶望中止 〜 ペルーのガスコンロ
    anutpanna
    anutpanna 2005/11/30
    カルロス驚いたと思う。
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