1人の高校生グレタ・トゥーンベリさん(16)の行動がきっかけで、世界150カ国以上にグローバル気候マーチが広がったが、福岡県でも1人の大学生が立ち上がった。九州大学4年の阪口真生志(まきし)さん(23)だ。就職活動中に、グレタさんを知ると、就活を中断して行動を起こした。準備期間は1カ月だったが、約100人が集まった。(オルタナS編集長=池田 真隆) 阪口さんが環境に関心を持ったのは、大学3年時。オーストラリアでワーキングホリデーの生活を送り、そこで自然の魅力を感じたという。自然環境を犠牲にする経済成長に違和感を覚え、帰国後の就職活動では再生可能エネルギーの発電会社などを優先的に探していた。 転機は就活のために上京していた3月に訪れる。その日、偶然、阪口さんはSNSでグレタさんの存在を知る。動画で気候危機を訴える年下のグレタさんの姿に感動し、グローバル気候マーチへの興味を持つ。日程を調べると